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2019.09.16

ラグビーの合言葉「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」の理由~レッドスパークスの選手に聞いてみた~

やーっ!FBSジゃーナル編集部です。
まもなく開幕するラグビーワールドカップ2019™日本大会。サッカーワールドカップ、オリンピック夏季大会に続き、世界で3番目に見られているのがラグビーワールドカップ。
今回はその魅力を探るべく、若林アナと一緒にコカ・コーラレッドスパークスの現役選手に実施したインタビュー後編です。「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」というラグビーのチームプレイの精神を表すフレーズの意味がじんわり心に残るお話となりました。ぜひ前編と合わせて読んでくださいね。



この日、お話を伺ったのは写真左からコカ・コーラレッドスパークスのBK(バックス)のセンター担当・岩下丈一郎選手、FW(フォワード)のプロップ担当・猿渡康雄選手、同じくプロップ担当・細野裕一朗選手、FWのフッカー担当・中村篤郎選手、そして広報で元7人制ラグビーの日本代表・築城昌拓さん。

イオンモール福岡で開催した「コカ・コーラレッドスパークス×FBS」トークイベントの直後だったこともあり、一般のお客さんとこんなに身近でふれ合う機会はなかなかないため、興奮気味の5名。
(その模様はこちらでどうぞ)


岩下(BK)「握手会のときに『頑張って』って言ってもらえて、それだけで頑張れますね」

猿渡(FW)「実際に逢って、覚えてもらえるってやっぱりいいですよね」

と嬉しそう。

若林「改めて、皆さんがラグビーをはじめたのはいつですか?」

中村(FW)「小学校3年生のときです。他の学校の子とも仲良くなれるのが楽しくて、気づいたら続けてきました」

細野(FW)「中学1年ですね。いとこがラグビーをしていたのがきっかけです。それまではバレーボールをしてたんです」
岩下(BK)「高校からです。小学校までは野球少年だったんですが、父がもともとラグビーをしていて、ラグビーをしたら、とずっと言われていたんです。人に、そして何より自分に勝つためには、ラグビーはいいぞ、と」

猿渡(FW)「僕も高校からです。それまではバドミントンをしていたんですけど、連帯責任の魅力にとりつかれました。岩下が言っている『自分に勝つため』って、本当にラグビーならではです」

若林「連帯責任というのは、チームプレイだからでしょうか?」

猿渡(FW)「そうですね。ラグビーはFWとBKに大きくポジションが別れていますが、その中でも、さらに細かく役割が決まっています。FWは『縁の下の力持ち』。試合で目立つのはトライを決めるBKの選手で、僕たちFWは主な見せ場はスクラムなんですが、このスクラム、かなりきついんですよ。そして、誰かがミスをすると、そのたびにスクラムを組むことになります」

編集部「なるほど!サッカーだとPKですけど、ラグビーはペナルティのたびにスクラムなんですね」

中村(FW)「はい、自分以外の誰かがミスをしても僕たちはスクラムを組まないといけないんです」
細野(FW)「だから、連帯責任なんです」

猿渡(FW)「自分が失敗すれば仲間に悪いなと思うし、味方の誰かがミスれば『またかよ!』ってなる。だから、みんな自分の役割を果たそうと頑張るし、誰かがバランスを崩せば気づいたメンバーがカバーに入るんです」
編集部「自分のミスに厳しく、仲間のミスに寛容であるという姿勢が、穏やかな人柄を育むんですね」

若林「先ほど(前編参照)FWは我慢強いというお話がありましたが、こういうところからきてるのか~。BKの岩下選手はどうですか?」

岩下(BK)「BKも一緒です。誰か一人のミスを全員で引き受けるっていうのがラグビーの一番大切なことだと思っています」

築城「基本的に、ラグビーって紳士のスポーツなんですよ。だからBKのほうが気性は荒い選手が多いですが、でもみんな気持ちは同じです」

ONE FOR ALL,ALL FOR ONEというラグビーのチームプレイの精神を表す言葉がありますが、まさに「一人はみんなのために、そしてみんなは勝利のために」頑張る、味方のミスもみんなで引き受けて次に臨む、という精神なんですね。
そして紳士の精神を大切にするスポーツだからこそ、こうして聞いてみて初めてわかるラグビーの品の良さ!まだまだ魅力がありそうです。
編集部では、これからも様々な角度からラグビーの魅力をお届けしていきますよ!やーっ!

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