
2020.08.17
親の視点で観るか、子の視点で観るか。それが問題だ。【親バカ青春白書第三話】
終わってしまったよ、盆バケーション。みなさまはいかがお過ごしだっただろうか。山の日と盆バケーションをがっちゃんこして超ロンバケだった方も、「いやいや暦通りだったよバカヤロウ!」な方も、昨日の「親バカ青春白書」で英気を養われたこととお喜び申し上げる。
東大出身、売れない小説家で娘と同じ大学に通うという、文字通り親バカな小比賀太郎・通称ガタロー(ムロツヨシ)が娘可愛さのあまり大学のミスコンを荒らしに荒らしまくった第三話。壮絶なジェットコースターコメディの爆誕である。
「ただ生きてるだけで30万!エモい!」ガタローの娘・さくら(永野芽郁)の同級生・衛藤美咲(小野花梨)のこのキョーレツな世代感あふるるセリフにこそ私はエモさを感じた。キレッキレのダンスで(バリ可愛かった♡)エントリーするミスコン本命の寛子(今田美桜)とさくら、美咲の3人は、それぞれの個性を活かしたパフォーマンスでミスコンに挑戦するも、美咲が一次審査で落選、次いで寛子も彼氏のひとことに引っ張られて辞退。最終選考に残るさくらに、若干20名しかフォロワーのいない自称YouTuber・根来(ねごろ・戸塚純貴)が動画の再生回数目的で告白。ステージに止めに入ったガタローの必死さは見苦しさを超えて呆れながら笑ってしまった。
選考過程でさくらが東京ラブストーリーのあの名セリフを口にしたり(こういうシーンを親子で観るって恥ずかしいのは私だけか?)、根来がねるとん的アプローチでさくらに告白したりと、正直戸惑いを隠せなかった第三話。今もまだ心臓がちょっとバクバクしている。なぜなら東京ラブストーリーはご存知の通りフジテレビだし、ねるとん紅鯨団もフジテレビ系列だからだ。
大人になると、違う局の番組をネタにするなんてちょっと大人の事情的にめんどくさそうだなと思うのだが、そこは笑いの福田組。しれっとさらっと美味しいところばかり散りばめてくれた。まぁでもOAされたってことはきっと大丈夫だったんだろう。こういうのを杞憂というのだね、パーハプス。
というわけで、親の視点で観るからこそ笑えるポイント、子の視点だからこその共感など、ガタローが主役なだけに視点がハレーションを起こすので毎回騒がしくあっという間なわけだが、「もう動画なんていい!彼女が欲しい!」と叫んだ根来はこの日の動画の再生回数爆上がりできっと想いを新たにYouTuberへと磨きがかかるであろう。そしてさくらが根来の告白を(一時的とはいえ)OKしてしまったことで、ハタケ(中川大志)は自分の恋心に気づいてしまった模様。次回は恋愛モードに振り切るのか?親子で観るには恥ずかしいシーンがあるのか?寸止めでガタローが水を挿すのか?親子どちらの視点で観るか、それが問題だ。
イラスト鎌田かまを
◆今週の福田組
① 今週のガッキー:ガタローの亡き妻・幸子ことガッキーに逢えるこのコーナー、今週はガタローの妄想ではなくさくらの回想にて登場。さくら自慢の梅干しは、幸子直伝だった。梅の実をぎゅっと大事そうに拭くガッキーは、想像以上にエモかった!
② 今週の「今日俺」:今週は「今日俺」から清野菜名、仲野太賀、矢本悠馬の3人が登場するも、ラストの「今日俺じゃんけん」あらため「親バカじゃんけん」は勝ったのか負けたのか判断しにくいまさかの3人との勝負。しかも結果はバラバラ。もういい、みんな勝ちってことにしとこう。
東大出身、売れない小説家で娘と同じ大学に通うという、文字通り親バカな小比賀太郎・通称ガタロー(ムロツヨシ)が娘可愛さのあまり大学のミスコンを荒らしに荒らしまくった第三話。壮絶なジェットコースターコメディの爆誕である。
「ただ生きてるだけで30万!エモい!」ガタローの娘・さくら(永野芽郁)の同級生・衛藤美咲(小野花梨)のこのキョーレツな世代感あふるるセリフにこそ私はエモさを感じた。キレッキレのダンスで(バリ可愛かった♡)エントリーするミスコン本命の寛子(今田美桜)とさくら、美咲の3人は、それぞれの個性を活かしたパフォーマンスでミスコンに挑戦するも、美咲が一次審査で落選、次いで寛子も彼氏のひとことに引っ張られて辞退。最終選考に残るさくらに、若干20名しかフォロワーのいない自称YouTuber・根来(ねごろ・戸塚純貴)が動画の再生回数目的で告白。ステージに止めに入ったガタローの必死さは見苦しさを超えて呆れながら笑ってしまった。
選考過程でさくらが東京ラブストーリーのあの名セリフを口にしたり(こういうシーンを親子で観るって恥ずかしいのは私だけか?)、根来がねるとん的アプローチでさくらに告白したりと、正直戸惑いを隠せなかった第三話。今もまだ心臓がちょっとバクバクしている。なぜなら東京ラブストーリーはご存知の通りフジテレビだし、ねるとん紅鯨団もフジテレビ系列だからだ。
大人になると、違う局の番組をネタにするなんてちょっと大人の事情的にめんどくさそうだなと思うのだが、そこは笑いの福田組。しれっとさらっと美味しいところばかり散りばめてくれた。まぁでもOAされたってことはきっと大丈夫だったんだろう。こういうのを杞憂というのだね、パーハプス。
というわけで、親の視点で観るからこそ笑えるポイント、子の視点だからこその共感など、ガタローが主役なだけに視点がハレーションを起こすので毎回騒がしくあっという間なわけだが、「もう動画なんていい!彼女が欲しい!」と叫んだ根来はこの日の動画の再生回数爆上がりできっと想いを新たにYouTuberへと磨きがかかるであろう。そしてさくらが根来の告白を(一時的とはいえ)OKしてしまったことで、ハタケ(中川大志)は自分の恋心に気づいてしまった模様。次回は恋愛モードに振り切るのか?親子で観るには恥ずかしいシーンがあるのか?寸止めでガタローが水を挿すのか?親子どちらの視点で観るか、それが問題だ。

◆今週の福田組
① 今週のガッキー:ガタローの亡き妻・幸子ことガッキーに逢えるこのコーナー、今週はガタローの妄想ではなくさくらの回想にて登場。さくら自慢の梅干しは、幸子直伝だった。梅の実をぎゅっと大事そうに拭くガッキーは、想像以上にエモかった!
② 今週の「今日俺」:今週は「今日俺」から清野菜名、仲野太賀、矢本悠馬の3人が登場するも、ラストの「今日俺じゃんけん」あらため「親バカじゃんけん」は勝ったのか負けたのか判断しにくいまさかの3人との勝負。しかも結果はバラバラ。もういい、みんな勝ちってことにしとこう。