気になる福岡の情報満載!FBS Journal

2020.08.03

ムロツヨシ「親バカ青春白書」 「こんな父親嫌だ!」というタイトルを考えていたのに。負けましたっ!【第一話】

親バカ青春白書…もう、タイトルからしてバカバカしい。大丈夫だろうか?とチャンネルを回し…ではなく合わせてみたが、気づけば最後まで大笑いしながら見てしまった。

ムロツヨシさんがGP(ゴールデン・プライム)枠の連ドラ初主演という本作、なんと娘可愛さのあまり同じ大学を受験してしまった親バカすぎる父親がムロさん演じる「小比賀太郎」、通称ガタロー。そして娘・さくら役は永野芽郁さん。しかもこの父親、東大出身でどうやら仕事は(売れない)小説家らしい。そうか、だから娘と一緒に大学に行けるのか…。
そんなひちゃかちゃすぎる設定だが、娘は娘でこのちょっと変わった父親に育てられたせいか、スレてなく、ずいぶんと、天然。

この父娘を中心に、始まったばかりのキャンパスライフをともに謳歌する同級生は、山本寛子役に福岡が産んだ我らが今田美桜さん、ガタローに尊敬の念を抱く畠山雅治役に中川大志さん。そして畠山が所属する落研に入部したガタローは、あろうことか落研の初公演で一躍注目を浴びてしまうのだ。

ありえない。ガタローと同じ40歳の私だが、まず子どもと同じ大学を受験する熱意も学力も気合も根性もない。この時点でありえない。ましてや現役時代だってキャンパスライフを謳歌した記憶がないのに、なぜガタローはあんなにもイキイキと20歳以上年下の若者たちに交じって楽しくやれるのか…。娘に引かれるという不安はなかったのか。いや、ないんだろう、この父親なら。ちきしょう。楽しそうでウラヤマシイゼ。

OA前に番宣やスポットを観ていたときは「いやいや、親バカすぎてイタいんだろうよ…」と思っていたが、ガタローが純粋にキャンパスライフを楽しんでしまい、娘すら置いて行かれる勢い…魅力的すぎてちょっとジェラシーさえ感じてまう。なんなんだこの親父、しかも私と同い年(設定)。

しかも現在劇場版が飛ぶ鳥を落とす勢いの「今日から俺は!!」からスピンオフであんな人やこんな人も登場する…なぜなら大ヒットしたドラマ版「今日俺」を生んだ福田雄一氏が本作でも脚本・演出統括だからだ。
さらにOA前から話題となっていた新垣結衣さん演じるガタローの妻役の小比賀幸子、なんと既に他界しているという設定なのだが、ガタローの回想シーンでの浴衣姿は女性から見ても色っぽかった。ごちそうさま!!
とにかく色々美味しい設定の多いこのドラマ、次週のOAを前に、huluのみの特別版も公開されているらしい。あとひと笑いしたい人は、このままhuluの契約をオススメしたい。

日曜の22時半ともなると、明日からやってくる平日に向けて気が重くなりながらも歯磨きをしつつ、「いや、もうちょっとだけテレビでも観ようかな、でも明日朝イチで会議だしな…」なんてモヤモヤしてしまう、そんな世のお父さん世代必見。月曜からも頑張ろっと。
イラスト鎌田かまを

この記事を書いた人

SNSでシェアする

人気タグから記事を探す

関連記事

C:/xampp/htdocs/chk/fbs/staging/public_html/journal/matome/819.html