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2020.05.11

料理はときには凶器になる!『美食探偵 明智五郎』第5話

料理は人を幸せにする一方で、時には凶器にもなる―。

『美食探偵 明智五郎』第5話は、他人の痛みを知ることの大切さと、集団心理の怖さを再確認させるストーリー。刑事の上遠野(北村有起哉)とその娘・小春(横溝菜帆)がマリア(小池栄子)の陰謀に巻き込まれます。

友人の死を止められず、憔悴する明智(中村倫也)を元気づけようと買い物に連れ出した苺(小芝風花)。そこで2人は、別居している愛娘・小春との面会を楽しむ上遠野に遭遇する。娘の様子がおかしいと案じる上遠野の親心に同情した苺は小春の身辺調査を請け負うが、それをきっかけに小春が乳製品アレルギーであることが発覚。さらにクラスでいじめを受けていることも明らかになる。いじめに追い込まれ「死にたい」とネットでつぶやく小春。そんな彼女にマリアが接近し、シェフの伊藤(武田真治)や第2話に登場した茜(志田未来)も加わって給食に毒物を混入するという大量殺人を企てる。

冒頭の言葉が表すように、今回は食物アレルギーが1つのテーマでした。
かくいう僕もアルコールアレルギーでして、これがなかなか厄介。お酒を飲めないだけなら今さら不便はないのですが、最近重要なアルコール消毒もじんましん覚悟で行わねばなりません。劇中でも表現されていましたが、アレルギーは他人に理解されにくいところも辛いんですよね。

不動のヒーロー「カレー」とともに、学校給食に思いを馳せる
それはそうと今回登場した学校給食のカレー、懐かしかったですね!世代を問わずヒーローであり続けるカレー様の存在は偉大です。もったりとしたルーこそが、ザ・ジャパニーズカレー。あのもったりさが日本のお米と合うんです。

ところで給食には、ごはん、食パン、コッペパンなどいくつも主食がありましたが、印象に残っているのは「ソフト麺」。うどんともパスタとも違う、永遠にほぐれないと思わせるあの麺。今は絶滅してしまったのでしょうか。

そのソフト麺以上に珍妙だったのは、ビスケット。ビスケットが主食なんです。主食なので、やれハンバーグだの、チキンカツだの、クジラの竜田揚げだのをおかずにビスケットを食べるわけです。しかも1人10枚以上。時々チーズが付いていて、それをつけて食べてもOK。チーズを接着剤にしてビスケットを何枚も重ね、「オレひと口で7枚いけるばい」「くそう、オレは6枚」といった具合に「ビスケット一気食いチャレンジ」も開催されておりました。この話をすると、北九州市民以外には「は?(ちょっと半笑い)」と言われるので、北九州独自もしくは県内でも限られた地域にしかなかったと思われます。

それから数十年が経った今でも「なぜビスケット?」との疑問は拭えず。給食のビスケットは、僕のなかにモヤっとした思いと口中の水分を一気にもっていく記憶を残して、いつの間にか姿を消しました。

話を戻せば、明智とマリアの関係性もモヤっとします。あの2人を繋ぐものは一体なんなんでしょう。次回予告ではなんかチュウしちゃってるし。なんなんだ、どうなるんだ。でもって苺が不憫でなりません。今後がさらに気になります!


イラスト 鎌田かまを

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