
2020.04.09
腹筋ちぎれそうでもう立てません…ゴールデン進出!! 『有吉の壁』2時間SP
ニヤけて、吹き出して、驚いて、ただただ笑い転げてしまいました。しかし、2時間ノンストップの爆笑はもはや腹筋の筋トレ。あの『有吉の壁』が、まさかのゴールデン進出を果たしました!
次世代を担う若手お笑い芸人や今をときめく人気芸人たちが、さまざまな“お笑いの壁”にチャレンジする『有吉の壁』。記念すべきゴールデン初回は、たっぷり2時間SP。今回の舞台は、静岡県熱海市。なんでも5年前の初放送の舞台もここ熱海だったとか。原点回帰なわけですね。
懐かしさとだらしなさとくだらなさと
今回の放送では、「一般人の壁を越えろ!おもしろ商店街の人選手権」「なりきりの壁を越えろ!ご本人登場選手権」など4つの壁が芸人たちに立ちはだかりましたが、昭和生まれには懐かしさあふれる神回だった気がします。
人気急上昇中のティモンディが扮した漫画「幽遊白書」の戸愚呂兄弟も懐かしかったですが、元プロ野球選手の川崎憲次郎さんが助っ人としてネタを披露したシーンでは、「うお、川崎やん!」と思わず唸ってしまいました。現役当時を知る人間としてはなかなかのマグニチュードです。
また、「なりきりの壁~」では、歌手の葛城ユキさんまで登場。葛城さんは現在70歳になられましたが、さすがはバレーボール選手として国体出場経験もある方。「ボヘミア~ン」のパワフルボイスは健在でした。子供の頃、登校中にこの「ボヘミア~ン」の部分だけを口ずさんでいた記憶があります。いや~、あの時は「ボヘミアン」の意味がわかってなかったな~。あ、ちなみに今でもわかっていません。
ジャンポケ斉藤さん、パンサー尾形さん、チョコプラ松尾さん、あばれる君は白パン一丁で、笑い、爆笑、失笑をかっさらいます。白パン、いわゆる白ブリーフはさすがの安定感。芸人の正装です。なぜ白なのか?いや男は白でしょうよ。「花の慶次」でも「男の最後の着衣は己の心のように輝く白であるべきだ」と前田慶次も申しておりますし。
しかしみなさん、しっかり中年体型。キューピーちゃんのごときシルエット、心地よいだらしなさには、同世代としてそこはかとない安心感があります。今、こんなご時世だからこそ、私たちがほしいのは安心なのです(笑)。
個人的に大好きだったのが、どぶろっくの2人。この2人のバターチキンカレーのような、スパイシーでもマイルドな下ネタは誰も傷つけません。特に視力検査の即興ネタは秀逸。
「右…、左…、下…」「これは?」(と股間を指さし)
「上~⤴www」
さらに、靴磨きに扮したネタでは、パンティ(あえて言おう)で靴をピカピカに磨き、ブラで汗を拭います。ほんっとにくだらない(笑)。が、このくだらなさがいいんです。女性が「やだもー」と漏らしてしまうこの世界観が、どぶろっくイズム。
あっという間の2時間。ちょっと暗い情報ばかりの毎日ですが、久々に何も考えず大笑いしました。こういうときこそ、笑うって大切ですね。
イラスト 鎌田かまを
次世代を担う若手お笑い芸人や今をときめく人気芸人たちが、さまざまな“お笑いの壁”にチャレンジする『有吉の壁』。記念すべきゴールデン初回は、たっぷり2時間SP。今回の舞台は、静岡県熱海市。なんでも5年前の初放送の舞台もここ熱海だったとか。原点回帰なわけですね。
懐かしさとだらしなさとくだらなさと
今回の放送では、「一般人の壁を越えろ!おもしろ商店街の人選手権」「なりきりの壁を越えろ!ご本人登場選手権」など4つの壁が芸人たちに立ちはだかりましたが、昭和生まれには懐かしさあふれる神回だった気がします。
人気急上昇中のティモンディが扮した漫画「幽遊白書」の戸愚呂兄弟も懐かしかったですが、元プロ野球選手の川崎憲次郎さんが助っ人としてネタを披露したシーンでは、「うお、川崎やん!」と思わず唸ってしまいました。現役当時を知る人間としてはなかなかのマグニチュードです。
また、「なりきりの壁~」では、歌手の葛城ユキさんまで登場。葛城さんは現在70歳になられましたが、さすがはバレーボール選手として国体出場経験もある方。「ボヘミア~ン」のパワフルボイスは健在でした。子供の頃、登校中にこの「ボヘミア~ン」の部分だけを口ずさんでいた記憶があります。いや~、あの時は「ボヘミアン」の意味がわかってなかったな~。あ、ちなみに今でもわかっていません。
ジャンポケ斉藤さん、パンサー尾形さん、チョコプラ松尾さん、あばれる君は白パン一丁で、笑い、爆笑、失笑をかっさらいます。白パン、いわゆる白ブリーフはさすがの安定感。芸人の正装です。なぜ白なのか?いや男は白でしょうよ。「花の慶次」でも「男の最後の着衣は己の心のように輝く白であるべきだ」と前田慶次も申しておりますし。
しかしみなさん、しっかり中年体型。キューピーちゃんのごときシルエット、心地よいだらしなさには、同世代としてそこはかとない安心感があります。今、こんなご時世だからこそ、私たちがほしいのは安心なのです(笑)。
個人的に大好きだったのが、どぶろっくの2人。この2人のバターチキンカレーのような、スパイシーでもマイルドな下ネタは誰も傷つけません。特に視力検査の即興ネタは秀逸。
「右…、左…、下…」「これは?」(と股間を指さし)
「上~⤴www」
さらに、靴磨きに扮したネタでは、パンティ(あえて言おう)で靴をピカピカに磨き、ブラで汗を拭います。ほんっとにくだらない(笑)。が、このくだらなさがいいんです。女性が「やだもー」と漏らしてしまうこの世界観が、どぶろっくイズム。
あっという間の2時間。ちょっと暗い情報ばかりの毎日ですが、久々に何も考えず大笑いしました。こういうときこそ、笑うって大切ですね。
