起承転結でいくと、ついに「転」にきた感があります、「真犯人フラグ」。真相編第二回は、「これまで生易しかった」と前話で書いたことを撤回したいレベルで様々な事実が浮かび上がり、涙なしには観ることができませんでした。
(以下、若干のネタバレを含みます)



ついに死亡者が!凌介大ピンチ!!
失踪した妻・真帆(宮沢りえ)、娘の光莉(原菜乃華)、息子の篤斗(小林優仁)の無事を祈り続けている相良凌介(西島秀俊)。

真帆の不倫相手だった新居の営業担当・林(深水元基)が一連の事件の犯人ではないかと動いている中、親友の河村(田中哲司)と凌介が呼び出された場所に向かったものの、林は殺されていました。

そして時を同じくして、光莉が「お父さんが犯人だ」と話す動画が世の中に拡散されます。

SNSでは「現在地実況bot」なるものが出現し、凌介の出没情報を世間が監視する事態に。危ないと感じた部下・二宮(芳根京子)と光莉のカレシ・一星(佐野勇斗)は凌介を尾行。案の定、女子高生に歩道橋から突き落とされてしまいます。
実はこの女子高生とその母親が父親からDVを受けていると知り、
「二人を保護できますか?」
と、突き落とされたのに彼女たちの心配をする凌介…安定していい人すぎる…。



辛すぎる真実。阿久津のバカッ!
家まで送ってくれた二宮と一星を自宅に招いた凌介。そこにやってきた真帆の友人・朋子(桜井ユキ)が持ってきたりんごを二宮が剥こうとしたその包丁には、血液がベッタリ…しかもこの包丁が林殺人の際の凶器だと判明。

さすがに凌介を疑うしかない阿久津(渋川清彦)は、凌介を自供させようと、「林を殺す理由があるだろう」とばかりに自宅にあったDNA鑑定書を凌介に見せてしまいます。

そこに出ていた父親の可能性…0%。

これは辛い。正直辛い。あっちゃんは、自分の子どもではなかったと、まさかこんな形で知ることになるとは…。


ついにバタコが動き出した!!
あっちゃんの入院する病院に潜入したバタコ、そしてなぜかあっちゃんの前に包丁を持って現れた朋子のバトルを目の前にしたあっちゃんは、それ以降誰とも口をきけなくなってしまいます。

そんな息子を心配してカウンセラーのもとを訪ねた凌介に、声をかけてきたのは、まさかのバタコ(香里奈)!!!

そして二度目の偶然を装い、バタコは凌介に渡したお茶に何かを混入。何も疑わずにそれを飲んだ凌介は、その場で倒れてしまい…ついに実質的な被害に遭ってしまいました。


お客様からの証言で見つかった白い車に乗っていたのは強羅くん(上島竜兵)、そしてその車の所有者はバタコの所属する宗教団体「かがやきの世界」、その「かがやきの世界」にYouTuberぷろびんが入信…。

猫おばさん(平田敦子)の「おどばんぴりすむす　よどみのけんげん　いかりのひ」とは?

職場のドライバー・鼓太朗(坂東龍汰)と朋子の息子・キヨくん(桑名愛斗)の間に、何かあるのか?

そして光莉を監禁している女が、謎の葬儀屋・本木陽香(生駒里奈)だったことが明かされました!

フラグとフラグがぶつかりはじめましたが、もうこれ以上、凌介が苦しまない展開を望みます!



イラスト鎌田かまを