
2021.09.17
ハコヅメ:戸田恵梨香の3年に渡る悲願達成!?永野芽郁の成長に感涙!
最終回とわかっていながら、どんなテンションで終わるのかさっぱりわからなかった今週の「ハコヅメ」。シリアスとコメディが交互に押し寄せる独特のスタイルはそのままに、最後にはしっかり泣かせて頂きました!早速まとめに参りましょう!(以下、ところどころネタバレを含みます)
動き出した、3年前の事件
藤先輩(戸田恵梨香)が、わざわざ嘘の理由をついてまで交番勤務への異動願いを出したその理由がわかり、同期の桜(徳永えり)の事件の解決へと団結力が深まる町山署の刑事課メンバー。
ペアっ子・川合(永野芽郁)の独創的な似顔絵が功を奏し、ついに「守護天使」が見つかります。
桜をはねた白い軽トラがこれまで発見されなかった理由は、守護天使こと木村(森下能幸)が勤務先の社長に「廃車にしてしまったが、警察に届けると警察官である娘に迷惑がかかるので見逃して欲しい」と懇願していたからでした。
勤務先への聴取に向かった川合は、別班として木村の住居に向かっていた藤たちが対峙するはずの木村と、勤務先で遭遇してしまいます。
木村をかばっていた勤務先の社長の聴取をするはずだったのに、まさかの被疑者と遭遇…焦る川合に藤は
「時間をやるな!時間が経つと落ち着いて言い訳を考えやすくなる!」
というアドバイスを与えます。
木村の言動の不一致を衝き、見事軽トラの隠し場所を突き止めた川合。しかもドライブレコーダーの痕跡まで発見し、町山署は犯人逮捕に総動員で繰り出します。
しかしその一瞬の隙をついて、木村は遺書を残し逃走。「このあたりで自殺できる場所は一か所しかない」というハコ長(ムロツヨシ)の直感を信じて急行するメンバー。
普段はへらへらとサボり命なはずのハコ長が、ここにきて隠されたスキルを次々と発揮させます。桜さんを守れなかった悔しさから、ハコ長も陰で捜査をしていたのかもしれませんね。
そして予想通りの場所でパトカーに囲まれ、川に飛び込もうとしていた木村に、これまで見たことのないような険しい表情で生きて償うようにと吠えたハコ長…思わずこみあげるものがありました。
無事に犯人逮捕!桜の決断は…?
無事犯人逮捕となり、全面自供で藤先輩と桜さんの積年の想いが決着。場面は桜さんを囲んでの同期4人の女子会へ。週に1度のリハビリ通院というところまで回復してきた桜さんでしたが、警察官の制服を見るだけで震えが止まらない自分の状況を考え、退官すると3人に伝えます。しかし、誰もその想いを止められず…。
そして退官願いを提出するために町山署を訪れた桜さんを、山田刑事(山田裕貴)をはじめとする後輩たちが出迎えます。さらには公務へ向かうハコ長と遭遇し…副署長(千原せいじ)を待つ間に、川合が事態に気づきます。
「止めなくていいんですか?」と藤先輩に聞くものの、「私は桜の意思を尊重する」と物わかりのいい顔。
そんなわけがない。でも、藤先輩はこのまま説得してもダメだ。もうわかりすぎるほどに藤先輩のことを熟知している川合は、待機している桜さんのいる部屋のドア越しに、なんと藤先輩の悪口を叫び始めます。
その一つひとつは、どれも川合が成長するきっかけとなった大切な想い出ばかり。心とは裏腹の言葉を重ねる川合が「マウンテンメスゴリラ!」と叫んだそのとき、桜さんの警察官魂に火がつきました!
「それ私の大事なゴリラだし!」
ドアを開けた先には、川合ではなく、藤先輩の姿が。そして桜さんは、「私やっぱり辞めない!リハビリ頑張って、今度は私が聖子ちゃんを守る!」と決意を新たにします。
あえて憎まれ役を買うことで、川合は桜さんのプライドを刺激するという立ち回りまでできるようになっていたのですね。
それもこれも、藤先輩の笑顔を見たかったから。そしてそのためなら、桜先輩に「デキの悪い後輩」と勘違いされることも厭わない…源刑事(三浦翔平)と二人で藤先輩を見守る姿は、もう立派な警察官でした。
オーバーリアクションの応酬で笑わせてくれるシーンが多々ありながらも、大切なシーンではしっかりとメッセージも伝えてくれたドラマ「ハコヅメ」。凶悪事件や大捕り物ではない、交番の日常を描いた原作の想いを、さらにリアルに、映像だからこそ味わえる世界観で楽しませてくれましたが、これにて終了です。
おまわりさんって大変なんだな、という日常がわかるごとに、私は普段パトロールをしてくれているパトカーを見かけるたびに「お疲れ様です、ありがとうございます!」とつい心の中で呟いてしまうようになりました。
ドラマは終わりますが、町山署と町山交番の日常はきっとどこかで続くのではないかと思います。
私たちも、「しょーもない普通の人間」だけど、制服を着て「警察官の面構え」を守っているおまわりさんのお世話にならぬよう、感謝をもって毎日を送っていきましょう!
9週間、お付き合いくださりありがとうございました。また逢う日まで!やーッ!

イラスト鎌田かまを
動き出した、3年前の事件
藤先輩(戸田恵梨香)が、わざわざ嘘の理由をついてまで交番勤務への異動願いを出したその理由がわかり、同期の桜(徳永えり)の事件の解決へと団結力が深まる町山署の刑事課メンバー。
ペアっ子・川合(永野芽郁)の独創的な似顔絵が功を奏し、ついに「守護天使」が見つかります。
桜をはねた白い軽トラがこれまで発見されなかった理由は、守護天使こと木村(森下能幸)が勤務先の社長に「廃車にしてしまったが、警察に届けると警察官である娘に迷惑がかかるので見逃して欲しい」と懇願していたからでした。
勤務先への聴取に向かった川合は、別班として木村の住居に向かっていた藤たちが対峙するはずの木村と、勤務先で遭遇してしまいます。
木村をかばっていた勤務先の社長の聴取をするはずだったのに、まさかの被疑者と遭遇…焦る川合に藤は
「時間をやるな!時間が経つと落ち着いて言い訳を考えやすくなる!」
というアドバイスを与えます。
木村の言動の不一致を衝き、見事軽トラの隠し場所を突き止めた川合。しかもドライブレコーダーの痕跡まで発見し、町山署は犯人逮捕に総動員で繰り出します。
しかしその一瞬の隙をついて、木村は遺書を残し逃走。「このあたりで自殺できる場所は一か所しかない」というハコ長(ムロツヨシ)の直感を信じて急行するメンバー。
普段はへらへらとサボり命なはずのハコ長が、ここにきて隠されたスキルを次々と発揮させます。桜さんを守れなかった悔しさから、ハコ長も陰で捜査をしていたのかもしれませんね。
そして予想通りの場所でパトカーに囲まれ、川に飛び込もうとしていた木村に、これまで見たことのないような険しい表情で生きて償うようにと吠えたハコ長…思わずこみあげるものがありました。
無事に犯人逮捕!桜の決断は…?
無事犯人逮捕となり、全面自供で藤先輩と桜さんの積年の想いが決着。場面は桜さんを囲んでの同期4人の女子会へ。週に1度のリハビリ通院というところまで回復してきた桜さんでしたが、警察官の制服を見るだけで震えが止まらない自分の状況を考え、退官すると3人に伝えます。しかし、誰もその想いを止められず…。
そして退官願いを提出するために町山署を訪れた桜さんを、山田刑事(山田裕貴)をはじめとする後輩たちが出迎えます。さらには公務へ向かうハコ長と遭遇し…副署長(千原せいじ)を待つ間に、川合が事態に気づきます。
「止めなくていいんですか?」と藤先輩に聞くものの、「私は桜の意思を尊重する」と物わかりのいい顔。
そんなわけがない。でも、藤先輩はこのまま説得してもダメだ。もうわかりすぎるほどに藤先輩のことを熟知している川合は、待機している桜さんのいる部屋のドア越しに、なんと藤先輩の悪口を叫び始めます。
その一つひとつは、どれも川合が成長するきっかけとなった大切な想い出ばかり。心とは裏腹の言葉を重ねる川合が「マウンテンメスゴリラ!」と叫んだそのとき、桜さんの警察官魂に火がつきました!
「それ私の大事なゴリラだし!」
ドアを開けた先には、川合ではなく、藤先輩の姿が。そして桜さんは、「私やっぱり辞めない!リハビリ頑張って、今度は私が聖子ちゃんを守る!」と決意を新たにします。
あえて憎まれ役を買うことで、川合は桜さんのプライドを刺激するという立ち回りまでできるようになっていたのですね。
それもこれも、藤先輩の笑顔を見たかったから。そしてそのためなら、桜先輩に「デキの悪い後輩」と勘違いされることも厭わない…源刑事(三浦翔平)と二人で藤先輩を見守る姿は、もう立派な警察官でした。
オーバーリアクションの応酬で笑わせてくれるシーンが多々ありながらも、大切なシーンではしっかりとメッセージも伝えてくれたドラマ「ハコヅメ」。凶悪事件や大捕り物ではない、交番の日常を描いた原作の想いを、さらにリアルに、映像だからこそ味わえる世界観で楽しませてくれましたが、これにて終了です。
おまわりさんって大変なんだな、という日常がわかるごとに、私は普段パトロールをしてくれているパトカーを見かけるたびに「お疲れ様です、ありがとうございます!」とつい心の中で呟いてしまうようになりました。
ドラマは終わりますが、町山署と町山交番の日常はきっとどこかで続くのではないかと思います。
私たちも、「しょーもない普通の人間」だけど、制服を着て「警察官の面構え」を守っているおまわりさんのお世話にならぬよう、感謝をもって毎日を送っていきましょう!
9週間、お付き合いくださりありがとうございました。また逢う日まで!やーッ!

イラスト鎌田かまを