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2021.07.15

ハコヅメ・永野芽郁、今ドキ女子から警察官に目覚めるシーンにお仕事ドラマの神髄を見た!

「あぁ、こんな先輩のもとで働きたい…」
早くも戸田恵梨香さんを見ると「藤先輩」と呼んでしまいそうなほど、素敵な先輩像がてんこもりでした、「ハコヅメ」第二話。

今回の見どころは家宅捜索での永野芽郁!今週は、主な登場人物のパーソナリティを軸にお届けしたいと思います!
(以下、ところどころネタバレを含みます)

リアルにいそうな新米警察官・川合は今週もやり散らかし!
あぁきっと、二十歳で警察官になった女子ってこういう反応をするんだろうな…「性別不詳のゆるキャラ」と先輩に称される新米警察官・川合麻依(永野芽郁)は、今週もパトロール先、応援先で様々な珍事をやらかしてくれます。

刑事課が張り込んでいた現場でヘマをしたり、薬物事件の捜査で初のカップルに扮するもまったく役に立たないどころか先輩刑事の足を引っ張ったり。

しかし、そのどの場面でも、「ミスパーフェクト」の異名を持つ元エースで川合のペア長である先輩・藤聖子(戸田恵梨香)はゆるぎない洞察力で刑事課の手柄を見事に横取りし、ヘルプ先の現場でも活躍します。

(補導された優太君のおじいちゃんの検死に立ち会い、献身的な介護をしていたお母さんへ労いの言葉をかけた藤先輩には惚れそうになりました!)

「どんなに頑張っても一生藤先輩みたいにはなれる気がしない」と心の中で凹みつつも、伊賀崎ハコ長(ムロツヨシ)と藤先輩に見守られながら、あんなに辞めたがっていた警察官の道を一歩一歩進んでいく川合の姿も実に微笑ましいですね。

バラエティ豊かな先輩たちも、川合を見守ってくれて…
一方、藤先輩の同期で自称「ライバル」の源刑事(三浦翔平)や1年後輩の山田刑事(山田裕貴)、そして藤先輩と入れ替わりに刑事課に配属された女性警察官・牧高刑事(西野七瀬)は、それぞれの立ち位置で同じく川合と相対しますが、何かとやらかしてばかりの彼女に「やれやれ」といった様子。

ただ、こんな「やれやれ」感のある永野芽郁が私たちをググっと物語に引き込んでくれます。窃盗犯の家宅捜索のシーンで、私情が表に出て非情になり切れない川合。

しかし、仕事に私情がからむのは世の常。仕事ともなれば、自分の気持ちを脇に置いて業務を遂行しなくてはいけません。悩んだ挙句、警察官としての務めを果たす永野芽郁の姿に、仕事に悩む全ての人はきっと、勇気をもらったに違いありません。
(挿入されるmiletの「Ordinary days」、エモすぎて泣けてきます。)

あぁ、ハコヅメって、王道のお仕事ドラマなんだ、と思わせてくれる展開でした!

とにかく優しい藤先輩、その背景には…?
さて、元エースの藤先輩がハコヅメ=交番勤務となった背景が大変気になるところではありますが、第一話からちらちらしていた藤先輩の「川合へのやさしさ」が、今週は随所に炸裂していてたまりません!

ミスパーフェクトであり、源刑事や山田刑事へのアタリの強さからすると、川合のやらかしっぷりにもいちいち激怒しそうなところなのですが、なぜかとっても優しく、川合の気持ちをしっかり受け止めながら、良い芽を伸ばそうとしてくれているようです。

部下や後輩を育てる立場にある人にとっては、ちょっとお手本にしたいくらい「いい先輩」。

(そして川合がなかなかいいことを言ったり行動したときに、横眼で見ながら鼻を膨らませつつ口角をふにっと上げて笑う藤先輩の表情がまたいいのです!)

そんな中、「自分がいかに仕事をしないか」を貫き、サボり一筋26年とのたまうハコ長と藤先輩の会話の中で、「川合を見ていると“アノ子”を思い出す」という気になるフレーズが…。

それは藤先輩が交番に異動になったことと関係がある?ロッカーの白い段ボールは何かの伏線?

微笑ましさの中にも何かが起こりそうな予感のする中、「1億年かかっても藤先輩にはなれない」と、“一生”から“1億年”に凹み具合が縮んだ川合が、次週はなにやら“やらかし”ではなく“なしとげる”ようです!

気になる続きを待ちつつも、警察官のお世話にならぬよう、皆さん今週も元気に頑張って参りましょう!


イラスト鎌田かまを

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