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2021.06.07

【Good For the Planet】売れ残ったパンが「サステナブレッド」に!フードロス削減を目指す取り組み!(2021/6/2放送)

売れ残ったパンや食材が「サステナブレッド」に!
福岡市中央区は六本松にある人気パン店「アマム ダコタン」。

こちらはいま全国的にブームとなっている「マリトッツォ」をいち早く売り出したお店です。


しかし、新型コロナウィルス感染拡大により、行列ができていた同店にあっても、徐々に売れ残りが出始めます。

そこで開発されたのが「サステナブレッド」。

「持続可能」を意味する「サステナブル」と「ブレッド」からもじって名付けられたこのパンは、売れ残ったパンや材料を廃棄せず、もう一度手を加えてよみがえらせるというもの。


例えば、売れ残ったフランスパンは、卵や牛乳に半日浸して焼き直され、サステナブレッドに生まれ変わります。

どうやらその味わいは、フランスパンでは考えられないようなカスタード感たっぷりのスイーツパンに変身している様子。
このサステナブレッドは、パンの余り具合によって変わるので、その日次第の一期一会というところも、楽しみのひとつになりそうです。



世に出ない「未利用魚」を食卓に!

福岡市東区香椎浜ふ頭にある魚の加工品の生産販売会社「ベンナーズ」では、「未利用魚」を買付し、食べやすい形に加工して販売しています。

未利用魚とは、品質や味には問題がないけれど、大きさや数の問題で市場に卸されずに廃棄されてしまう魚のこと。

玄界島近くで定置網漁を営む宮川さんに話を聞くと、獲れる魚の3割が未利用魚なのだそう。

未利用魚は安いので、逃がしたり捨てたりされることが多く、その分漁師さんの収入も下がっているという悪循環に陥っています。

同社は昨年、この未利用魚に着目し、麦味噌漬けやハーブオイルマリネなどのミールパックに加工して販売する取り組みをスタート。

それぞれの魚に合う味付けにもこだわっているそうです。


未利用魚を食べることが、魚種の資源回復につながるということで、生態系のバランスを元に戻すことにもつながっていく、まさにSDGsな取り組みになっています。


アマム ダコタンの「サステナブレッド」、ベンナーズの未利用魚を活かした「ミールパック」。ともにフードロス削減を目指す福岡での新たな取り組みとして、いま注目されています。

地球を救うには、もう今しかない。

誰もが、そう気づきはじめています。
私たちが生きるこの星を、いつまでも持続可能にするために。
SDGs(持続可能な開発目標)と向き合って具体的な一歩を踏み出している人々や企業が増えています 。
世界中が力を合わせて、今までの常識を変える新しい挑戦を次々と実行している時代。
「愛は地球を救う」を掲げて活動を続けてきた日本テレビ系だからできる挑戦とは?
FBSでは、5月31日(月)~6月6日(日)をGood For the Planetウィークと定め、様々な活動をご紹介しています。

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