涙腺崩壊から一週間。みなさまいかがお過ごしだったでしょうか?
とても1時間とは思えないほど濃い、非常に濃い展開となりました今週の「ウチカレ」、さっそくおさらいといきましょう。



樹海で見つけたかぐや姫
崖っぷちな恋愛小説家でシングルマザーの水無瀬碧(菅野美穂)は、娘・空(浜辺美波)が実の子どもではないことを知られてしまい、
「どういうことなの?」
と空に問いただされるシーンからスタート。

わかってはいたけれど、辛い話だったらどうしよう…そんな視聴者の想いをよそに、碧は空にこう話します。

23、4の頃、デビュー作が売れに売れて書けなくなり、絶望的になった。死にたくなった。死のうと思って樹海に行った。
そこで、捨てられている赤ん坊を見つけた。それが、空。

当然、空は困惑。しかし、友達になったサリー(福原遥)からの「空はかぐや姫なんだよ、捨てられたんじゃない、空から降りてきた天使なんだ」という言葉に救われます。
捨てられたという事実にショックを受けていた空は、その一言で「死のうとしていた母ちゃんを救えたなら、捨てられてよかった」、とさえ思えるように。



捨てられた娘にアンビリカルコードは、ない!
オタク仲間の大学の同級生・光(岡田健史)にそのことを報告し、一時は納得していた空ですが、母子手帳を入れていた引き出しに、へその緒が保管されていることに気づいてしまいます。

ここでまたしても光に相談する空(おーい、渉先生はどこ行った?)。そして光は、碧がチャレンジして失敗したミステリー小説「アンビリカルコード」を取り出し、まったくもって同じくだりが出てくることを指摘します。

あんなシリアスな、あんな一大決心で尋ねたタイミングで、母ちゃんは嘘をついた!何よりあの人はどんなことがあっても自分からは死のうとはしない人だ(シリアスなのに爆笑)!
怒り狂う空は、「おだや」の面々、光を連れて自宅へ戻ります。

同じ頃、一文字も書けないと担当編集・漱石(川上洋平)に話していた碧。
元カレの漱石と元カノのサリーが鉢合わせてしまうというおまけがありながらも、
「今日は私の気持ちを一番に尊重して、みんなの前でこの人に本当の話をさせて!」
と訴える空を前に、碧も陥落。

舞台俳優の一ノ瀬風雅(豊川悦司)に惹かれた碧が、突如失踪した彼を追いかけて自宅に訪ねたところ、身重の星野鈴(矢田亜希子)と出逢い、心臓病をかかえながらも空を産もうとしていたことを告白。
碧以外にも女性関係の噂が絶えなかったという事実を知らされた碧ですが、「同じクズに酷い目に遭った運命共同体」と、鈴に何かあったら自分が子どもを育てることを約束したのでした。

「なんて無責任な女なんだ!」と、真実を知り亡き母に怒りを憶える空。
「この世はそんなに君に厳しいか?」と空をなだめようとする碧でしたが、複雑な気持ちは鎮まるどころかますます悪化。

一時的に避難した「おだや」でサリーと話している最中、サリーが男を追いかけて津軽から出てきた際、妊娠したものの産む勇気がなく中絶したという事実を知らされます。
「空はこんなに愛されて、産んでもらって、育ててもらって、何がご不満?」
と問うサリーの一言に、
「私は母ちゃんの娘がよかった!!!!!」
と号泣した空。
(このシーンのサリーのセリフが愛にあふれていて泣けました!一歩間違えるとめちゃくちゃ嫌味になるはずなのに、1ミリもそうならないサリー、凄い!)
そう、つまり、色々あったけど母ちゃんのことが大好きで、母ちゃんが本当の母ちゃんじゃなかったことがショックだったけど、やっぱり母ちゃんが大好きだ、ということに空は気づいたのでした。



空は育った!空は生きてる!
一方、最初に空に聞かれた際に、なぜ本当のことを話さなかったのかと漱石に問われ
「父親がいることがわかったら、そっちに行っちゃうかも、空がいなくなっちゃうかもと思った」と答えた碧。普段お茶らけている碧の本音は、ずしりと心に沁みましたね…。

そして「このままだと空が壊れる」と密かに男泣きした光。その想いを「男同士の約束」と受け止めてくれたゴンちゃん(沢村一樹)。

空は、本当にたくさんの人に愛されている。そんな心があたたかくなる回でした。


さて、母娘の絆がより強くなった水無瀬家の二人は、これからどんな人生を歩むのでしょうか?最近ご無沙汰な割にしっかりスキューバダイビングで空の父と邂逅している現・空のカレシ(なんかそれすら不安になってきたけど!)・渉先生(東啓介)VS光の恋の行方は?

残り3話、いよいよ恋愛ターン突入か?ということで、次週まで、妄想膨らませて待つこととしましょう!

イラスト鎌田かまを