2026.08.30
飲酒運転ゼロへ20年後の誓い
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2006年8月25日夜。福岡市東区の「海の中道大橋」で、幼い3人のきょうだいの命が、突然奪われました。
家族5人が乗った車が猛スピードの車に追突され、海へ転落したのです。
未来ある子どもたちの命を奪ったのは、飲酒運転。しかし、事故から20年経つ今も、福岡から飲酒運転はなくなっていません。
「なぜ、飲酒運転をするのか」「どうすれば、飲酒運転を防げるのか」
悲しみを繰り返さないため、飲酒運転撲滅への誓いを新たにします。
飲酒運転ゼロへ20年後の誓い

「海の中道大橋」で事故が起きた2006年、福岡県内の飲酒運転による事故は、年間650件でした。
現在は100件を下回っているものの、下げ止まりの状態が続いています。
飲酒運転で検挙・逮捕された人の中には、「事故を起こさないだろう」「酒は抜けていると思った」という甘い認識を持っていた人も少なくありません。

飲酒運転に対する厳罰化は、被害者遺族の切実な訴えから動き始めました。
ことし7月には、飲酒運転事故を起こした場合の最も重い罪である「危険運転致死傷罪」に数値基準が導入されました。
「アルコールの影響で正常な運転が困難だったか否か」という曖昧な成立要件のため、これまで司法の判断は分かれる形となってきました。
呼気1ℓあたり0.5mg以上という明確な基準ができた一方、「基準を下回った事故をどう判断するのか」「遺族にとっての苦しみの材料にならないか」懸念は残ります。

飲酒運転をなくすため、私たちがカギになると考えたのが、「アルコール依存症」への対策と、「アルコール・インターロック」の導入です。
専門の医療機関の調査によると、大量に酒を飲むことで日常生活に支障をきたす「アルコール使用障害」が疑われる人は、全国で約304万人(推計)。
アルコール依存症も、これに含まれます。調査で「アルコール使用障害」が疑われる人の4分の1が「飲酒運転をしたことがある」と答えました。

福岡県は条例で、飲酒運転で摘発されたり警告を受けたりした人の一部に、医療機関でアルコール依存症に関する診察や保健師による指導を受けることを義務づけていますが、対象の約4割が受診などの義務に応じていません。
なぜ、治療につながりづらいのか―。専門家は「依存症や使用障害が疑われる人は孤立し、自分では気づきにくい」と指摘。
どうすれば、アルコール依存症と向き合うことができるのでしょうか。
「アルコール・インターロック」とは、運転する前に息を吹き込みアルコールが検出されると、エンジンがかからないようにする装置です。
飲酒運転が日本以上に深刻な社会問題となっている韓国では、2024年、飲酒運転の“常習者”を対象に、車への装着を一部義務化する法律が施行されました。
日本でも「アルコール・インターロック」を製造・販売したり、独自に導入したりする企業はあります。
しかし、飲酒運転違反者に対する義務化の議論は停滞したままです。

時が経つにつれ、海の中道大橋での事故を知らない人も増え、風化の懸念は現実のものとなりつつあります。

被害者も、加害者も生まないために―。

大切な家族の命を奪われた遺族たちは、“飲酒運転ゼロ”を諦めず、声を上げ続けています。
目撃者f
2026年8月30日(日)深夜1時25分
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2006年8月25日夜。福岡市東区の「海の中道大橋」で、幼い3人のきょうだいの命が、突然奪われました。
家族5人が乗った車が猛スピードの車に追突され、海へ転落したのです。
未来ある子どもたちの命を奪ったのは、飲酒運転。しかし、事故から20年経つ今も、福岡から飲酒運転はなくなっていません。
「なぜ、飲酒運転をするのか」「どうすれば、飲酒運転を防げるのか」
悲しみを繰り返さないため、飲酒運転撲滅への誓いを新たにします。
飲酒運転ゼロへ20年後の誓い

「海の中道大橋」で事故が起きた2006年、福岡県内の飲酒運転による事故は、年間650件でした。
現在は100件を下回っているものの、下げ止まりの状態が続いています。
飲酒運転で検挙・逮捕された人の中には、「事故を起こさないだろう」「酒は抜けていると思った」という甘い認識を持っていた人も少なくありません。

飲酒運転に対する厳罰化は、被害者遺族の切実な訴えから動き始めました。
ことし7月には、飲酒運転事故を起こした場合の最も重い罪である「危険運転致死傷罪」に数値基準が導入されました。
「アルコールの影響で正常な運転が困難だったか否か」という曖昧な成立要件のため、これまで司法の判断は分かれる形となってきました。
呼気1ℓあたり0.5mg以上という明確な基準ができた一方、「基準を下回った事故をどう判断するのか」「遺族にとっての苦しみの材料にならないか」懸念は残ります。

飲酒運転をなくすため、私たちがカギになると考えたのが、「アルコール依存症」への対策と、「アルコール・インターロック」の導入です。
専門の医療機関の調査によると、大量に酒を飲むことで日常生活に支障をきたす「アルコール使用障害」が疑われる人は、全国で約304万人(推計)。
アルコール依存症も、これに含まれます。調査で「アルコール使用障害」が疑われる人の4分の1が「飲酒運転をしたことがある」と答えました。

福岡県は条例で、飲酒運転で摘発されたり警告を受けたりした人の一部に、医療機関でアルコール依存症に関する診察や保健師による指導を受けることを義務づけていますが、対象の約4割が受診などの義務に応じていません。
なぜ、治療につながりづらいのか―。専門家は「依存症や使用障害が疑われる人は孤立し、自分では気づきにくい」と指摘。
どうすれば、アルコール依存症と向き合うことができるのでしょうか。
「アルコール・インターロック」とは、運転する前に息を吹き込みアルコールが検出されると、エンジンがかからないようにする装置です。
飲酒運転が日本以上に深刻な社会問題となっている韓国では、2024年、飲酒運転の“常習者”を対象に、車への装着を一部義務化する法律が施行されました。
日本でも「アルコール・インターロック」を製造・販売したり、独自に導入したりする企業はあります。
しかし、飲酒運転違反者に対する義務化の議論は停滞したままです。

時が経つにつれ、海の中道大橋での事故を知らない人も増え、風化の懸念は現実のものとなりつつあります。

被害者も、加害者も生まないために―。

大切な家族の命を奪われた遺族たちは、“飲酒運転ゼロ”を諦めず、声を上げ続けています。
目撃者f
2026年8月30日(日)深夜1時25分
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