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タップした先に~急増するSNS型投資詐欺~
2024.08.04

タップした先に~急増するSNS型投資詐欺~

今回の目撃者fは、

SNSの投資広告を入り口に大金をだまし取られる「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が深刻な社会問題になっています。

その被害額は福岡だけでも30億円を超えています。

被害者への取材に加え、被害が拡大する背景や加害者の視点などSNSへと舞台を移した現代の新たな詐欺の実態に迫ります。

タップした先に~急増するSNS型投資詐欺~

「有名人でちゃんとした広告で顔出しまでやっているので詐欺だとは思わなかった。」

福岡県内に住む60代の男性は今年、スマートフォンである著名人を語る投資広告をきっかけに1200万円もの大金をだまし取られました。

その著名人というのは、実業家の“堀江貴文”さん。
タップした先に~急増するSNS型投資詐欺~
「あの“堀江”さんが投資の指南をしている。」男性は全く疑うことはなかったといいます。

一方、ニセの投資広告に名前や写真を悪用された堀江さんは憤りを隠せません。「お金をもらって広告宣伝しているCMまで疑われて、評判が悪くなっている。」

そう話す堀江さん。ほかの著名人と一緒に政府に対策の必要性を訴えています。

今、SNS上での投資広告をきっかけに、大金をだまし取られる「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が急増しています。

その手口は有名人を語るものや恋愛感情を匂わせて投資を持ちかけるもので、福岡県警によりますと、その被害額は今年1月から6月までのわずか半年間で35億円です。

被害を拡大させている背景の一つと考えられているのが「投資ブーム」です。政府も「貯蓄から投資へ」と呼びかけ、今年から新たなNISA(少額投資非課税制度)を始めるなど、その動きを後押ししています。

しかし、その投資ブームに乗じるように、SNS型投資詐欺の被害は拡大しています。
タップした先に~急増するSNS型投資詐欺~
「詐欺師にとって理想的な環境になった。」詐欺グループでリーダー格だった男性は、スマートフォンが普及し、SNSでやりとりする今の社会についてそう話します。

詐欺グループはお互いの素性も知らないまま、秘匿性の高いSNSで連絡を取り合い、詐欺行為も大金の引き渡しも全てネット内で完結することから、その痕跡をたどることが難しくなっています。

警察も新たな組織を立ち上げ、取り締まりの強化に乗り出しましたが、その被害は続いています。

詐欺被害の裏で一体何が起こっているのか?どうすれば被害を防ぐことができるのか?

スマホ時代の新たな犯罪、SNS型投資詐欺の実態に迫ります。


目撃者f
2024年8月4日(日)深夜1時35分

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