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いらだち~少女たちの更生保護~
2024.04.28

いらだち~少女たちの更生保護~

今回の目撃者fは、

一度は非行や犯罪に手を染めた少女たち。少年院での矯正教育を終えても、3人に1人は親元に帰れない現実があります。

さらに国の調査によると、少年院に入った少女の94.6%は、家族からの虐待やトラウマになるような出来事を経験していました。

居場所を求めて夜の街をさまよい、再び暗い闇に落ちていく―。

そんな危うさを持つ少女たちを受け入れ、立ち直りを支援する更生保護施設の記録です。

いらだち~少女たちの更生保護~

福岡県田川市にある更生保護施設・田川ふれ愛義塾。全国で唯一、少年院や鑑別所を出た後の少女を受け入れる、専用の女子寮があります。

援助交際や風俗などで大人に利用されやすい少女たちの更生に取り組んでいます。理事長の工藤良さんは、暴走族の元リーダー。
いらだち~少女たちの更生保護~
22歳で覚醒剤使用の疑いで逮捕されたのを機に自分を見つめ直し、かつての仲間を一人一人説得して暴走族を解散しました。

その後、居場所のない少年・少女に手を差し伸べ、就学や就職支援に取り組んできました。

2022年12月、広島の女子少年院を仮退院し、ふれ愛義塾にやってきたのは、サキさん(仮名・19)。

2歳で両親が離婚して父方に引き取られ、母親の記憶はありません。

思春期から、いらだつ気持ちを抑えられず、家族に暴力をふるったり、万引きを繰り返したりしました。

工藤さんは、いつものようにハンバーガーとポテトを用意して、サキさんを迎えました。「この味を忘れるな」そんな思いが込められています。

サキさんは、ハローワークで見つけたスーパーの惣菜を作るアルバイトを始めました。かつてはアルバイトをしても1週間と続いたことはありませんでしたが、ふれあい義塾の職員に励まされ、1か月間、無遅刻・無欠勤。
いらだち~少女たちの更生保護~
職場までは自転車で30分。塾の風呂掃除を終えると、始業時間の1時間前には出発するサキさんです。

「売春したり、売春のあっせんをしたり。怖かったけど、さみしかったから」カメラの前でそう赤裸々に語ったのは、ふれあい義塾で生活するセイラさん(仮名・18)。
いらだち~少女たちの更生保護~
母子家庭で育ち、忙しくて家を空けることが多かった母に反発するように、14歳で家を飛び出しました。

少年院から出る時、母の元に帰りたいと伝えましたが、母は引き受けを断りました。

「ここにいるのは、社会から見過ごされた子たち」そう話す工藤さん。

未来は自分で変えられる―。

その信念を貫き、たとえ何度裏切られても、傷ついた少女たちに向き合い続けています。


目撃者f
2024年4月28日(日)深夜1時25分

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