
2023.10.29
なぎちゃんのささやかな夢 ~小児がんの少女と家族の9か月~
今回の目撃者fは、
我が子が突然、治療困難な病気と分かった時、あなたならどうしますか。
去年10月、私たちが出会ったのは北九州市に住む5歳の女の子。

発症から2年後に生存している確率は10%とされる小児がんの一種「小児脳幹部グリオーマ」と診断され、闘病を続けていました。
当たり前の日常は、どんなに尊く、かけがえのないものなのか―。過酷な現実と向き合いながら、ささやかな夢をかなえていく家族の姿を見つめました。
なぎちゃんのささやかな夢 ~小児がんの少女と家族の9か月~
福岡県北九州市に暮らす5歳の加茂渚ちゃん。両親と2つ年上のお姉ちゃんの4人家族で、「なぎちゃん」と呼ばれています。

なぎちゃんが「小児脳幹部グリオーマ」と診断されたのは去年8月。重要な部位が集まる脳幹に腫瘍ができるため手術で取り除くことは困難で、抗がん剤もほとんど効かないとされています。
発症から2年後の生存率は10%で、病気が分かった時点で家族に余命を宣告しなければならないといいます。
両親は、通院での放射線治療に一縷の望みを
託しながら、最期は自宅で看取ろうと決意しました。
できるだけ多くの時間を家族で過ごしたい―
そう考えたからです。

主治医の指示で、訪問看護師が体調をチェックし、日常生活をサポートします。
なぎちゃんは、合わせて80日近く放射線治療を受けました。それでも、徐々に悪化していく病状。
「どうしてこうなってしまったのか。あの日以来、闇の中で光を探しています」
懸命に病気と闘う娘をそばで見てきた母の美咲さんは、壊れそうになる心の叫びをブログに吐き出してきました。
なぎちゃんの望みは、全てかなえてあげたい―。
「幼稚園の友達と一緒に修了式を迎える」
「遊園地でメリーゴーラウンドに乗る」
「ランドセルでお姉ちゃんと小学校に通う」

その一つひとつが、家族みんなのかなえたい夢となりました。
なぎちゃんと家族が過ごした、温かく、かけかがえのない9か月の日々。カメラがそっと寄り添いました。
目撃者f
2023年10月29日(日)深夜1時35分
我が子が突然、治療困難な病気と分かった時、あなたならどうしますか。
去年10月、私たちが出会ったのは北九州市に住む5歳の女の子。

発症から2年後に生存している確率は10%とされる小児がんの一種「小児脳幹部グリオーマ」と診断され、闘病を続けていました。
当たり前の日常は、どんなに尊く、かけがえのないものなのか―。過酷な現実と向き合いながら、ささやかな夢をかなえていく家族の姿を見つめました。
なぎちゃんのささやかな夢 ~小児がんの少女と家族の9か月~
福岡県北九州市に暮らす5歳の加茂渚ちゃん。両親と2つ年上のお姉ちゃんの4人家族で、「なぎちゃん」と呼ばれています。

なぎちゃんが「小児脳幹部グリオーマ」と診断されたのは去年8月。重要な部位が集まる脳幹に腫瘍ができるため手術で取り除くことは困難で、抗がん剤もほとんど効かないとされています。
発症から2年後の生存率は10%で、病気が分かった時点で家族に余命を宣告しなければならないといいます。
両親は、通院での放射線治療に一縷の望みを
託しながら、最期は自宅で看取ろうと決意しました。
できるだけ多くの時間を家族で過ごしたい―
そう考えたからです。

主治医の指示で、訪問看護師が体調をチェックし、日常生活をサポートします。
なぎちゃんは、合わせて80日近く放射線治療を受けました。それでも、徐々に悪化していく病状。
「どうしてこうなってしまったのか。あの日以来、闇の中で光を探しています」
懸命に病気と闘う娘をそばで見てきた母の美咲さんは、壊れそうになる心の叫びをブログに吐き出してきました。
なぎちゃんの望みは、全てかなえてあげたい―。
「幼稚園の友達と一緒に修了式を迎える」
「遊園地でメリーゴーラウンドに乗る」
「ランドセルでお姉ちゃんと小学校に通う」

その一つひとつが、家族みんなのかなえたい夢となりました。
なぎちゃんと家族が過ごした、温かく、かけかがえのない9か月の日々。カメラがそっと寄り添いました。
目撃者f
2023年10月29日(日)深夜1時35分