気になる福岡の情報満載!FBS Journal

2021.04.25

一夜限りの“流れ星新幹線”

やーっ!FBSジゃーナル編集部です!

今回の「目撃者f」は、九州新幹線の全線開業10周年を記念し、一夜限りの"流れ星新幹線"が九州を駆け抜けた。運行までの舞台裏とそこに願いを託した人たちの姿を追った。

流れ星に願いを~九州をつなぐ希望の新幹線~

一夜限りの流れ星新幹線

新型コロナウイルスの影響で、かつてない逆風にさらされているJR九州が発表した"流れ星新幹線"の特別運行。



車両に照明機材を積み、光を放ちながら走る新幹線を流れ星に見立て、願いを託してもらうという前代未聞のプロジェクトだ。

九州を走り続けた10年

2011年に博多から鹿児島中央までの全線がつながった九州新幹線。

「長年の悲願」と言われた開業だったが、九州を走り続けたこの10年は、地震や豪雨などの災害、そして新型コロナウイルスなど思いもよらぬ出来事が待ち受けていた。

感染収束はいまだに見通せず、JR九州は、10周年の記念イベントを「行わない」という選択肢も考えていという。



しかし「これから何があっても前に走り続けていく。九州に希望の光を届けたい」という決意を込めて特別運行することを決めたのだった。

前代未聞のプロジェクト

全国から寄せられた願いごとは8350点。どれも大切な思いや祈りが込められている。これを"流れ星新幹線"に乗せて走る。



しかし、新幹線をどう流れ星に見立てるのか?大々的にリハーサルができない中、プロジェクトを任せられた若手社員らの前には壁が立ちはだかる。

流れ星新幹線に願いを

迎えた本番当日。沿線には"流れ星新幹線"を心待ちにしていた多くの人たちが集まった。



中学校生活最後の1年間をコロナに翻弄された生徒たち。3年前に大切な人を失った女性。去年7月の豪雨で被災した旅館経営者。



"流れ星新幹線"にどんな願いを託したのか-。多くの人が願い、上を見上げた夜。流れ星が消えた後、願いを託した人たちは、それぞれの道へと一歩を踏み出した。


目撃者f
2021年4月25日(日)深夜1時25分

この記事を書いた人

SNSでシェアする

人気タグから記事を探す

関連記事