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2020.11.29

“命の最期の輝き”のため献身的に老犬に寄り添う施設の1年にわたる密着取材。

今回の目撃者fは、「犬を看取る」


福岡県古賀市にある「アスル」。年老いた犬を有料で預かる「老犬ホーム」だ。
やって来る犬たちのほとんどは認知症を患ったり、足腰が弱ったりしていて介護を必要としている。
スタッフはそんな犬たちに愛情を持って接するがアスルで死んでしまう犬も少なくない。
代表の小野洋子さんは、今までに100匹以上の犬を看取ってきた。

「老々介護」の末、アスルを訪ねる飼い主もいる。
糸島市に住む下川和子さん(72)は愛犬モコ(18歳オス)をアスル預けた。
幼犬のころから長年下川さんと暮らしてきたモコ。腎不全を患い、認知症の症状も見られるようになった。
モコの介護を続ける下川さんに胃ガンが見つかり入院することに。
アスルで暮らしながら下川さんが迎えに来る日を待ち続けるモコ。病魔がその体をむしばんでいた。
退院した下川さんは余命少ないモコを前に重大な決断を迫られる。
このままアスルに預けるのか、それとも自宅で自分が看取るのか。
「モコにとって本当の幸せとは?」葛藤する下川さんの下した決断は・・・。


アスルでは飼い主から犬を預かるだけでなく、殺処分される予定の保護犬を動物センターから引き取り、余生をともに過ごす「看取りボランティア」を行っている。
ある日、SNS上で、捨て犬の保護を求める投稿を見つけたアスル代表の小野さん。
すぐに引き取り献身的に看病したがその日の夜に犬は息を引きとってしまう。

「最期を看取ることだけを望んでいるわけではない。あす、あさってをつくってあげられず悔しい。」

看取りボランティアとしての気持ちをそう語る小野さん。
“命の最期の輝き”のため献身的に老犬に寄り添う施設の1年にわたる密着取材。

目撃者f
2020年11月29日(日)深夜1時25分


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