地球を思う~環境に優しい放送の追求

紙からタブレットへ…ニュース原稿のペーパレス化へ|地球を思う~環境に優しい放送の追求

株式会社福岡放送(以下、当社)では、ニュース原稿のペーパレス化に向け、本格的な準備を進めています。スマートホン、タブレット端末など可搬性の高い端末で試験を重ねていて、早ければことし10月から、順次ペーパレスの原稿システムを導入する予定です。

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ニュースにかかわるメンバーは、随時開発中のシステムを用いた勉強会を実施。この日は実際の作業フローを想定した勉強会。記者・デスクがパソコンで作成した原稿をタブレット端末に転送。アナウンサーが読むのにかかる秒数や、CMに切り替わるタイミングを手書きして更新するなど、操作しながら動作などを丁寧に確認。アップデートを重ねています。

当社では「めんたいワイド」や「バリはやッ!ZIP!」など生放送のレギュラー番組を制作しています。番組には原稿を読むアナウンサーだけでなく、番組を進行したりコメントチェックしたりするプロデューサーやディレクター、時間管理をするタイムキーパーなど、多くのスタッフがかかわります。番組のメインコンテンツのニュースは随時更新しており、スタッフの数だけ、またニュースが情報更新されるたび、原稿を紙にコピーしています。正確なニュースをお届けするためとはいえ、膨大な枚数の紙を使用しているのが現状です。

世界的に環境保護の機運が高まる中、報道部メンバーからの「ニュース原稿をペーパレス化できないか」との提案をきっかけに、同じくペーパレス化を進める系列局の日本テレビとともに実用化に向けて、研究・開発を進めています。「原稿は紙」という、当社開局以来の”常識”を根本から変える試み。当社は環境にも配慮しながら、視聴者のみなさまのより良い暮らしに貢献するニュースを伝えていきます。

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