番組向上への取り組み

番組審議会だより
第623回(2026年1月21日)

審議対象番組
番組審議「武田真一の全力報道 九州の今 日本のミライ 2025」 (報道部)
放送日時
2025年12月28日(日) 10:25~11:20 放送

議事の概要

「武田真一の全力報道 九州の今 日本のミライ 2025」

番組内容

年末恒例の報道特別番組です。MCに熊本出身の武田真一さんをはじめ、佐賀出身の坂口孝則さん、熊本出身のスザンヌさんを迎え、遠野アナウンサーとともに、2025年の注目ニュースから九州の今を見詰め、日本の未来を探ります。

委員のご意見

  • 2025年の重大ニュースを並べた番組かと想像したが、大分の佐賀関の火災が広がった背景として空き家問題に展開していくなど、各テーマともに九州が抱えている社会課題を浮き彫りにしていくもので、いい意味で想像を裏切られた。
  • 多くの社会課題について、当事者の生の声や専門家の説明が織り込まれ、コンパクトかつ非常に分かりやすい構成で、見応えのある充実した番組だった。
  • MCの武田さんは難しいテーマを重々しく扱うわけでもなく、柔らかく丁寧なトーンで進行され、さすがの安定感だった。
  • 危険外来魚コウライオヤニラミの話は、その前までが非常にシビアなテーマが続いていたこともあり、少し柔らかい話題となっていて、気持ちが楽になった。
  • 九州の1年の総括として、テーマの選定、地域のバランス、各報道内容とそれぞれの文脈のつながりに至るまで、手堅く丁寧に作り上げられていた。
  • 日本の未来まで考える壮大なスケールの番組かと思わせるタイトルと、内容にギャップがあり盛り過ぎではないか。それぞれの課題の解決策についても提示できればよかった。
  • 日々のニュース等で問題が多いとは知っているが、これだけたくさん突きつけられると、正直気持ちが暗くなる感じだった。
  • 一つぐらい明るいニュース、九州らしい際立ったニュースがあってもよかったのではないか。
  • 外国人との共生問題は根の深い問題と思うが、番組全体を通じて提示された共生という言葉が非常に表層的で理想主義に寄り過ぎではないか。特に負の側面の掘り下げにおいては、生活習慣の小さな差異や外国人犯罪増加にとどまり、価値観や文化そのものの衝突がもたらす深刻な影響が描かれていなかったのではないか。
  • 飲酒運転のテーマで、海の中道の事故の被害者の大山かおりさんが紹介された。講演会でいろいろな方に伝える活動をされていて、すごく強い方だと思ったが、番組内での位置づけとしては少し異質な感じで、何となく今までの流れと違うものが入ったような印象を受けた。
  • 番組の最後に、若者、戦争体験者、子育て世代の方の声を紹介されていたのが印象的で、明るい未来を感じさせるように持ってこられたのには救われた。幼い子の笑顔で終わったのは見事だった。