番組向上への取り組み
番組審議会だより
第622回(2025年11月19日)
- 審議対象番組
- 「夢スポ」 (スポーツ部)
- 放送日時
- 2025年10月19日(日) 16:55~17:25 放送
議事の概要
「夢スポ」
番組内容
「夢スポ」は、地元密着の地元愛あふれるスポーツ番組です。今回の放送は、日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズファイナルステージ第5戦、地元ソフトバンクホークスが日本ハムファイターズに敗れた直後の模様を生中継も交えてお届けしました。もちろん、サッカー・アビスパ福岡やバスケットボール・ライジングゼファー福岡の話題も、ブルーリバーと共にお伝えしました。
委員のご意見
- ホークス関連に多くの時間を割いていたが、福岡に縁のあるドラフト候補や、アビスパ福岡、ライジングゼファー福岡など、プロ野球以外の競技にも配慮されていて、非常に好印象である。
- 当日のゲームの内容を踏まえて短時間で番組を仕上げられるのは、FBSの制作の強みだと思う。テーマ自体も、地元チームを追い続けるFBSならではの強みが感じられる。
- 複数のパターンを考えて生放送に臨まなければならないというのは大変だったと思うし、当日も2パターンを想定しなければならなかったということで、かなりばたばたしたと想像するが、やりがいもあったと察する。
- 現地レポートに登場した一般の方々が、すごく仕込まれたような人という印象を持った。
- スポーツ自体は地域や人々を元気にするといった社会的な価値があると思うので、スポーツ情報番組を通じてテレビ局としての地域貢献にもつながるだろう。今後もローカル局ならではの視点を生かしたスポーツ番組の制作をしてほしい。
- この日の放送に限って言えば、結果的にスタジオにいたのが全員男性で、現場のアナウンサーだけが女性、また取材をされた対象の方も男性という、昭和のようなイメージだった。
- テロップが、球種や打率などで色を使い分けされていたようだが、その違いが分かりにくかった。
- 本番組の放送は福岡と佐賀のみだろうが、ぜひとも九州ネットでできれば時間枠を拡大し、九州全域で楽しめるような番組にしてほしい。
- タイトルを略して「夢スポ」としているが、何もかも略称にしてしまう世の中の傾向にはテレビ局にも大きな責任があると思うので、少し抑制する方向も示していただきたい。
- ブルーリバーと攝津さんのやり取りは、テンポがいい感じで、漫才を見てるような、気持ちのいい印象を持った。
- みずほPayPayドームの中継で、檜垣アナウンサーがファンの方にインタビューをされていたが、アドリブにうまく対応されていた。
- 福岡にゆかりのあるドラフトの候補選手のことが紹介されていて、こういう選手が福岡にいることも分かったし、家族の写真や思いが紹介されて、選手たちの背景も知ることができて、すごく温かい気持ちになった。
- スポーツに詳しくなくてもすぐにインプットできるような内容だったし、スポーツ情報番組として、すごく人をハッピーにしてくれるような内容だ。特に日曜日の夕方は、次の日の仕事や学校を前にした人たちにも力を与えてくれる。
- スポーツ番組にありがちな大谷選手やドジャースの話題には全く目もくれず、地元チームや地元ゆかりの選手の情報に接するぶれない姿勢、ほかでは聞けないような地元選手にまつわるネタを添えてその人物を伝えようとする姿勢に大変好印象を抱いている。
- 進行役のブルーリバーからは深いスポーツ愛が感じられ、好感を持って安心して視聴できた。スポーツをよくご存じなので、玄人好みの解説を引き出すところにも、2人の引き出しの奥行きの深さが感じられた。