番組向上への取り組み
番組審議会だより
第611回(2024年10月16日)
- 審議対象番組
- 「超絶マンガ級ピーポー!リアル主人公に会いにいく」(制作部)
- 放送日時
- 2024年9月29日(日)15:00~15:55 放送
議事の概要
「超絶マンガ級ピーポー!リアル主人公に会いにいく」
番組内容
マンガ大国・日本には、まるでマンガの主人公のような破天荒な人生を歩んできた人…「リアル主人公」が存在している!番組では、いつテレビドラマの原作に採用されてもおかしくないリアル主人公にフォーカスし世界最速でマンガ化。マンガの後には実在の主人公が登場、さらに超絶なリアル最新話をお伝えします。福岡県民の皆さまに絶大な人気を誇る「地元検証バラエティ 福岡くん。」のスタッフを中心に制作、全国放送しました。
委員のご意見
- マンガ部はテンポよく簡潔にまとまっていて、リアル主人公の登場に期待が高まる内容となっていた。主人公登場後は話が急展開したり、畳みかけるように次々新たなエピソードが語られたりして、マンガは前振りにすぎなかったのだとの印象を受けた。
- 視聴者が抱きそうな疑問の答えが一部は明かされるものの、あとはベールに包まれたままで、あえて視聴者の想像に委ねる内容になっていた。主人公に対する疑問や興味、想像が膨らんだままになっているところがマンガっぽさをより際立たせていた。
- MCのパンサー尾形さんは一生懸命さと人のよさがにじみ出ていて非常にこの番組に合っていた。他のゲストの冷静な突っ込みも番組に面白みを与えていた。
- 最後の主人公の締めが「ガチ美人」など容姿の話になったが、ポジティブさ、歩んできた人生に関して話を膨らませていったほうが、番組の趣旨にも沿ってよかったのではないか。
- リアル主人公が踏破したエベレスト頂上の写真、水球のプレーなど、実際の映像がさらにあればよかった。
- 非常に短い時間で3人の壮絶な人生を紹介しており、時間が足りなかったのか疑問点や説明不足の点もあった。うまくフォローしていけば、もっと楽しい番組になったと思う。
- ありそうにないけれどもあり得た事実をあり得ない虚構であるかのように仕立て、事実と虚構を逆手に取った筋立てで逆転してみせるといった展開の発想が実に面白い。
- 主人公の人生観やメッセージが自身の言葉で語られていて、深みがあった。3人のリアル主人公に共通して、痛快さにとどまらず勇気さえ与えてくれたように思われた。