番組向上への取り組み

番組審議会だより
第600回(2023年9月20日)

審議対象番組
「24時間テレビ46 福岡から”つながろう”」(第1部・第2部)(制作部)
放送日時
2023年8月27日(日) 第1部 11:24~12:24 第2部 16:59~17:23 放送

議事の概要

番組内容

46回目を迎えた24時間テレビ、ことしのテーマは「明日のために、今日つながろう」。FBSではイオンモール福岡など各募金会場でイベントを4年ぶりに復活。イベントのほか、募金会場をめぐるHKT48メンバーを中心としたキャラバン隊を生中継、動画サイトでも配信しました。また7月の大雨で被災した筑後エリアを「めんたいワイド」レギュラーメンバーが巡りました。また「発見らくちゃく!」MCは、病気で余命2か月と宣告されたアーティストの音楽ユニットの活動を追い、ステージライブも生中継でお届けしました。

委員のご意見

  • 今年のテーマ「明日のために、今日つながろう」を踏まえてよく考えられたテーマ設定で、共感できた。特に大雨からの復興を取り上げたことは、時間がたてば忘れ去られやすい被災地の現状を視聴者と共有し地域や人のつながりの大事さを訴えることに成功していた。
  • 大雨の被災地を巡った小学生タレントが伝統的な瓦の職人に「何度も被害に遭っているのに、なぜ引っ越さないのか」と質問、瓦職人は川の恩恵や友達の存在など分かりやすく説明していた。伝統産業が地域の自然や人々とつながっていることを改めて感じる機会になった。
  • 同コーナーで被災していない果実園を巡ったのが、ほかの取材場所と並んだときに違和感があった。果実園があるエリアには大きな被害に遭ったところもある。果実園の風評を防ぐ主旨とのコメントや、別の水害箇所を取材し怖さを伝えるなど工夫できる気がした。
  • 壮絶な闘病生活を笑顔で語る音楽ユニットに感動。「つながり」にふさわしい話だった。
  • 募金ブースや募金キャラバンは、アナウンサーのベテランと新人を組ませたり、アイドルグループを起用したりなど、いろいろ工夫されていた。
  • 募金が福岡・佐賀でどう使われ、どう役立っているのかの情報が十分に紹介されていない。特に子供に向けて、募金を呼び掛ける以上に使い道を伝えるのが大事ではないか。
  • 「24時間テレビ」は、型が定まり、継承に入りつつある番組だが、50周年の節目に向けて、型破りな冒険的な内容にも期待したい。