番組向上への取り組み

番組審議会だより
第595回(2023年3月15日)

審議対象番組
「サイコロ×チャリンコ旅 すごろくサバイシクル in宮古島」(制作スポーツ局 制作部)
放送日時
2023年3月4日(土)15:00~15:55放送

議事の概要

番組内容

錦鯉が火つけ役と言われる「おじさん芸人ブーム」。そして「離島ブ―ム」、それから「サイクリングブーム」。この3つを掛け算して企画した、福岡放送発の全国放送番組です。今田耕司、小杉竜一、秋山竜次のおじさん芸人3人が宮古島を自転車で旅します。もちろん単なるサイクリングではありません。島を丸ごとすごろくにした、さいころ任せの自転車旅です。サイコロを振って、出た目に従い訪れる先で待つ数々の指令。苦難を乗り越えてゴールを目指す中で、宮古島の島民と触れ合い、宮古島の絶品グルメや人気スポットにも出会います。そしてシナリオがないこの自転車旅に起こるハプニングに次ぐハプニング。一般的な旅番組にはない、”予定不調和”がぎゅっとパッケージされたバラエティー旅番組です。

委員のご意見

  • すごろくという昔ながらのゲーム形式で、フリップやマップが映るたびに、マス目の観光地やお店が目に入り、宮古島全体の魅力を満遍なく全国に伝えられるよい企画だった。
  • 出演者3人とも中学生に戻ったように楽しそうで、見るほうも楽しい気分になった。
  • 番組のBGMが、出演者世代の心に刺さる歌や出演者が司会している番組の曲を使うなど、工夫されていて非常によかった。三線を弾く女性に傘をさすなど、スタッフの細かい気配りも随所に見られた。
  • サイコロが風で止まらず出演者が転んでしまうハプニングを、撮影スタッフがしっかりとドローンで撮影していた。スタッフが手を抜かずに番組づくりに取り組んだからこそ、このような運にも恵まれたと思う。
  • 有名人が経営する店にその有名人がいたり、出演者が紛失したスマホを翌朝発見したのはやらせではないかと疑ったが、出演がない可能性もあると説明の上で全てのマスにイベントを準備し、スマホを発見したのも偶然で、一切やらせなしとの説明を受けてほっとした。
  • ロバート秋山さんのあおり運転のパロディーのようなネタは見ていて不快だった。あおり運転を肯定しているとも受け取られかねないので、カットすべきだったと思う。
  • 南国なのに出演者3人が厚着だった。「いつ撮影」と説明を入れてもよかったのでは。
  • 自転車にヤシの葉が引っかかったときにそのまま走り続けていた。小さい子供が見ている放送時間帯と考えると、一旦降りて取り除くなどしたほうがよかった。
  • インスタグラムにアップし、300「いいね」がつくまで次のマスに進めないのは、今どきのものを取り込んで面白かった。しかし最終的に時間切れになって終わったのが、あまりすっきりしない終わり方のようにも感じた。