番組向上への取り組み
番組審議会だより
第594回(2023年2月15日)
- 審議対象番組
- 「バリはやッ!ZIP!」「ZIP!(6時台)」(報道局 報道部)
- 放送時間
- 2023年2月2日(木)5:20~6:58放送
議事の概要
番組内容
「バリはやッ!ZIP!」は毎週月曜日から金曜日、午前5時20分から放送中の“福岡・佐賀エリアで一番早い”情報番組です。日本テレビ制作の「ZIP!」とともに、ニュース、スポーツ、エンタメなどの最新情報をお届けしています。2022年10月からは福岡発のコーナーを約30分拡大、人気のお笑い芸人が高校生の悩み相談に応じるコーナーを新たに開始するなどさらにパワーアップ。福岡・佐賀の朝を、明るく元気に彩ります。
委員のご意見
- ニュースからエンタメ、天気などの多様な情報が含まれている。それぞれ必要な人がおられると思うので、朝の情報としては大体含まれている明るい番組という印象を受けた。
- 画面サイドに時刻とともに表示される天気情報(気温、風速、降水確率など)について、午前・午後などいつの時点かがわかるようにするなど、改善の余地があるのではないか。
- アナウンサー、コメンテーターなど5人がスタジオ出演している。それぞれの発言機会が少ないため個性が出しづらく、もったいない印象を受けた。
- CMの前に放送内容(スポーツコーナー)の予告がテロップで表示されたが、その内容が放送されたのは別内容を挟んで20分以上後だった。コーナー予告をした場合、その次に流れたほうが、視聴者の期待に応えられるのではないか。
- 6時半からの全国ニュースのように、東京発の放送と福岡発の放送が、前置きもなく突然替わるため唐突な印象を受ける。例えばアナウンサーの名前を紹介するなどしてみては。
- 将来的な課題として、外国人や何らかの障害をお持ちの方などの御意見も聞いて、いろいろな方のニーズに対応できるよう、番組をより大きく育てていただきたい。
- 取材対象として高校生などを巻き込んでいくことは、ローカル番組の浸透戦略としてよい。これからも継続してほしい。
- 幅広い年代に当てはまる質問を取り上げ、毎回名回答が飛び出し、ちょっとした感動も受ける。若者のテレビ視聴にも大いに貢献しているだろう。
- 堅苦しくなく、ふざけてもいず、高校生の気持ちに沿って回答しているのがとてもいい。
- 対馬の寺の仏像が、韓国の窃盗団に盗まれた事件の裁判について、コメンテーターの弁護士が非常に分かりやすく解説、「現実的に返還される可能性がある」と実感できた。
- 収れん火災の新聞記事紹介後の再現映像がすでに準備されていたように見えた。このコーナーは新聞を参考に最新情報を伝えることが目的と理解していたが、そうだとするなら別の記事を取り上げたほうがよかったのではないか。
- 収れん火災は、必ずしもローカル番組で取り上げる必要性はないかもしれないが、知らない視聴者も多いと思う。発生頻度が高いこの時期に取り上げたのはよいチョイスだった。
- 収れん火災は「ペットボトルに日光が当たって火災につながることがある」という内容で、「それは気をつけないといけないな」と感じ、皆さんにとって役立つ情報だった。
- うどん店の迷惑動画など、ぼかしが使用されている。ネット上でぼかしなしで流れており「何で顔をさらさないんだ」という意見も寄せられるのでは。未成年とみられること、 人権上の配慮など、ぼかしが必要な理由も説明したほうがいいのでは。
- (審議対象番組に限らず)うどん店で天かすを貪る動画は、極めて醜悪で不愉快だった。迷惑行為の動画はあくまでSNSで流すために撮影されている。ネットでの動画は一連のニュースの中で否応なく見せられるテレビとは全く性質が違う。事件は事件として取り上げてしかるべきだが、あえてこんな映像をテレビで流す必要があるか考えていただきたい。
- SNSの映像をどう取り扱うかはテレビ放送全般に関わる問題。見たい人もいると思うし、見なければ知らずに済んだと思う人もいる。いろいろ検討し、改善していただければ。
<人気芸人が高校生の悩みを聞く新コーナー「〇〇、あのね」について>
<新聞記事を取り上げるコーナーについて>
<ニュース内のSNS上の動画>