番組向上への取り組み

番組審議会だより
第581回(2021年10月20日)

審議対象番組
「夢空間スポーツ」(FBS制作スポーツ局制作)
放送日時
2021年10月3日(日)16:55~17:25

議事の概要

番組内容

福岡のスポーツといえば「夢空間スポーツ」。1999年に放送開始の「夢スポ」は、地元アスリートがスポーツにかける夢を徹底応援!ホークス・アビスパ・ギラヴァンツほか、幅広いスポーツシーンで活躍する地元チームやアスリートの話題をどこよりも早く・詳しく、視聴者のみなさんにお届けする番組です。専門的になりやすいスポーツ情報を解説者がわかりやすく、お笑いコンビ・ブルーリバーが楽しくお伝えしています。今回は、とんでもない落差で「魔球」とも称される、福岡ソフトバンクホークス・モイネロ投手のカーブを特集、その秘密に迫りました。
≪出演者≫福岡竜馬・中谷萌(FBSアナウンサー)・ブルーリバー(川原豪介・青木淳也) 摂津正(解説)

委員のご意見

  • 日曜日の夕方の放送は、家で肩の力を抜きながら見るのにぴったりの時間帯だ。
  • モイネロ投手のカーブがいかに優れているかが画像やデータで示され、その強さがよく分かった。専門家ではない視聴者にも野球の面白さやスポーツ観戦の視点など、理解を促すことができるいい方法だった。
  • 単に地元のスポーツやホークスの状況を放送するだけでなく、一人の選手の技術に焦点を当てて解説することによって、既に野球に詳しい人が見ても楽しめるものになっていた。
  • 今回だけでは番組全体の評価がしづらい。他回の放送も見て構成など評価したいので、事前にほかの日についても案内してほしい。
  • 最初に流れた出演者の紹介テロップが早過ぎて分かりにくかった。もう少し長く出すか、もう一度映されたときに再度表示するなどしてほしい。
  • 選手を含め、ゲストも男性で、画面に登場する女性が中谷アナウンサーだけだったため、男女共同参画という観点から見るとどうか、という印象があった。番組のコンセプトからも、もう少し女性が登場してもいいのではないか。
  • 「魔球」について、得体の知れなさをデータ化しても息苦しくならないし、データ化すればするほど、また不思議な感じになっていく、この感じがスポーツは素晴らしいという気持ちにさせられた。
  • 「トラックマン」は、もともと最先端の兵器だったものだが、野球で平和利用されているところにスポーツの素晴らしさを感じた。
  • ホークスの松田選手が動体視力トレーニングをしていたが、訓練の成果など具体的な情報も併せて伝えられたら、300号の記録とそのトレーニングがリンクしてくる。
  • ファン層が圧倒的に多いプロ野球、しかもホークスの情報が多いことは分かるが、番組放送当時はサッカーでアビスパがJ1残留をかけた厳しい試合をやっていた時期でもある。ホークスが調子の悪い時期だからこそ、ほかのスポーツにもっと多くを割いて、福岡のスポーツを盛り上げてほしい。
  • ホークスとアビスパのことを紹介するというコンセプトなのかもしれないが、せめてこの時点のペナントレースの行方やJリーグの優勝争いや残留争いに関する最低限の情報は出してもいいのではないか。ホークスファン以外の視聴者にもチャンネルを変えずに見てもらえる内容を目指す必要がある。
  • ホークスファンには自明のことかもしれないが、モイネロはそもそもどんな選手なのか、丁寧に説明してもらいたかった。
  • コンセプトからしても、地元で頑張っているアメリカンフットボールやラグビーについても取り上げてほしい。
  • 放送業界全体に対してだが、地上波放送されていないスポーツの試合について対応を検討してもらいたい。