番組向上への取り組み

番組審議会だより
第564回(2020年1月15日)

審議対象番組
「池上彰の九州2019総決算!~令和最初は徹底生解説SP~」(FBS報道局制作)
審議対象日
12月28日(土)
放送時間
8時00分~9時25分
※九州ブロックネット: FBS・KKT・KYT(85分)⇒同時ネット
TOS⇒10:55~11:50(55分)・UMK⇒12:30~13:25(55分)

議事の概要

番組内容

九州の系列各局と共同制作する年末恒例番組。2018年に引き続き、ジャーナリスト・池上彰さんを迎えて2019・令和元年を振り返ります。生放送の今回は、ソウル・熊本・佐賀などからの中継を交えながら、池上さんがニュースやトピックを徹底生解説。災害について、視聴者の質問にも回答します。
*出演:池上彰 倉田真由美 パンクブーブー(黒瀬純・佐藤哲夫) 松井礼明アナウンサーほか

委員のご意見

  • 毎年の放送であるが、今回は挑戦から発展へということでいろいろと工夫されて、番組の構成や順番については前回感じた冗長さがなくなっていたと思う。
  • 単なる振り返りや事件の報告ではなく、中身を捉えたつくりになっていて、ニュースの見方を学べてよかった。
  • 九州のニュースに対して、池上さんの視点や解説がもっと欲しく、彼を生かし切れていないと感じた。生放送でのインタビューでも池上さんらしい切り込みが欲しかった。期待が大きかった分、やや物足りなさを感じた。
  • 首里城の再建を熊本城の再建から考えるというのは非常におもしろい視点だと思う。
  • テーマが、令和スタート・自然災害・日韓関係、ラグビーワールドカップと区切られていて、非常にわかりやすかった。
  • ゲストがスザンヌさんから倉田真由美さんに直前で変更したそうだが、パンクブーブーとのバランス的にはかえってよかったのではないか。
  • 全体的に非常にせわしない感じがした。1時間30分の中にいろんなトピックを詰め込み過ぎだったのではないか。
  • 坂本八幡宮について、政教分離の観点から観光資源として活用できないかという意見も非常によかったし、楠田市長が登場したのも非常に臨場感があったと思う。
  • 自然災害については、避難情報の出方や東峰村のタイムラインを取り上げられていて、情報として見てよかったと思う。
  • Qポイント中継は今回初めてだったが、非常に効果的だったと思う。生放送のよさを十分に発揮していた。
  • ゲストのパンクブーブーは、昨年は報道なのかバラエティーなのか少し疑問に感じられたが、今年は適度なコメントだけでよかった。倉田真由美さんは突然の出演にもかかわらず、しっかりとコメントしていたと思う。
  • 男女共同参画、外国人など、ダイバーシティーの観点も意識しながら出演者の選考をする必要が今後あるのではないか。