番組向上への取り組み
番組審議会だより
第558回(2019年6月19日)
- 審議対象番組
- 「光石研 松重豊 鈴木浩介 俺達のノープラン×ドライブ」
(FBS制作・全国ネット)
- 審議対象日
- 5月25日(土)
- 放送時間
- 10時30分~11時25分
議事の概要
番組内容
人間的魅力に溢れ、個性的過ぎる名脇役の光石研、松重豊、鈴木浩介。そんな名バイプレーヤー3人は全員が福岡県出身。何かと共通点の多い3人が故郷、福岡県をノープランでドライブ、思い思いの場所に行き、なりゆき任せのガチンコ旅に出掛けます。道中で飛び出す数々のエピソードや本音トークに、彼らの素顔や人柄が滲み出ます。
委員のご意見
- 福岡市、北九州市出身の俳優たちが思い出の場所をドライブで巡りながら、紹介していく肩肘を張らない企画で、楽に見ることができた。実際に行くことができる場所での撮影だったので、親近感も湧いた。
- 出演者3人の素の感じがよくわかり、標準語からどんどん博多弁や北九州弁になっていく様子も見ていておもしろかった。
- 家族で安心して見られるほのぼのとした内容で、土曜日の午前中にふさわしい番組だった。
- 3人の何気ないやりとり、当意即妙な掛け合いが非常に軽妙でおもしろく、実直な光石さん、兄貴肌の松重さん、混ぜ返すのが得意そうな鈴木さんと、キャラクターが三者三様でうまい組み合わせだなと思った。
- 福岡出身の芸人や歌手は多いと思うが、今回は個性的なバイプレーヤーの新しい組み合わせで、キャスティングが成功したと思った。
- キャスティングが大成功した番組で続編を期待したい。
- 旅バラエティーの側面は強く感じたが、役者の世界のおもしろさや大変さ、バイプレーヤーならではの苦労など、俳優ならではのエピソードがもっと語られるようなドキュメント性がほしかった。
- ノープランというからには、番組全体を通じて行き当たりばったりの意外感や驚きがもっと欲しかった。全体としておとなしめの番組で安心して見られる反面、必ずしももう一度見たいと思わせる内容にはなっていなかった。
- 福岡の人にとっては見慣れた場所が出てきて、非常にローカルな感じだったが、全国的にはどうなのかなという気がした。ノープランというのも聞こえはいいいが、逆に言うとインパクトがないと感じた。
- 出演者3名はどこかで見たことはあるが、名前までは知らなかったので、画面左上にずっと名前と似顔絵が出ていたのは、わかりやすくてよかった。
- FBSのこの手の番組は、音楽の使い方が大変気が利いているが、今回も相当洗練された音楽のはめ込みが行われていた。
- 3人はいろんな可能性があると見受けられるので、番組の制作次第でもっとおもしろい注目される番組ができると思う。次回は、いろいろな化学反応を試して制作してほしい。