番組向上への取り組み
番組審議会だより
第557回(2019年5月22日)
- 審議対象番組
- 「金色のアスリート」(FBS制作)
#5: 自転車競技 小林優香(佐賀県鳥栖市)
#6: 体操跳馬 米倉英信(福岡大学)
- 審議対象日
- #5 3月30日(土)<3月31日(日)>
#6 4月27日(土)<4月28日(日)>
- 放送時間
- #5 25時10分~25時25分<午前1時10分~1時25分>
#6 24時55分~25時10分<午前0時55分~1時10分>
議事の概要
番組内容
昨年11月からスタートし、毎月、最終土曜日深夜に放送している「金色のスリート」。 56年ぶりの自国開催で日本中が盛り上がる「東京オリンピック」。2020年の開催を前に地元福岡・佐賀に縁のあるスポーツ選手たちにも大きな期待が寄せられる。憧れの夢舞台で活躍し世界に羽ばたく可能性のある地元選手たちの挑戦をFBSが独自取材で追いかけます。
委員のご意見
- 15分番組で集中することができ、内容が理解しやすかった。選手と競技の魅力が伝わり、オリンピックが楽しみになってきた。逆に制作者は短い時間に競技の歴史やルール、登場人物の魅力を伝えなければならず、苦労されたのではないかと思った。
- 選手の順調ではなかった経験や経歴など辿ってきた道のりが15分に簡潔に凝縮され、わかりやすく起承転結の流れもあり、テンポよく見応えがあった。
- 西元祐貴さんが描いた番組タイトルの題字やスポーツ選手のイラストが、躍動感、インパクトがあって斬新で印象的だった。
- アスリートの魅力が十分に伝わって、小林選手や米倉選手のチャレンジする姿や努力する姿がすばらしく、応援したくなった。潮田玲子さんのインタビューもアスリートならではの質問で、好感が持てた。
- 元トップアスリートの潮田玲子さんが、選手の苦悩に共感しながらインタビューしているところがとてもわかりやすかった。
- インタビュアーの潮田玲子さんは、福岡出身のメジャーなアスリートで、番組コンセプトに合っていると思った。
- 全日本の有名な選手でなくても、地元に有望な選手がいることをこの番組で知ることができた。
- 小林選手の「魔法のほうき」や、米倉選手の「すぐ終わるところ」など、一流のアスリートならではの身体感覚を独特の言葉で表現するところは、言葉のおもしろさを感じた。
- 短時間でテンポよく、メリハリがきいていて、地元福岡、佐賀の選手を紹介し、東京五輪を身近に感じてもらおうという狙いは好感が持てるが、選手が競技を始めるきっかけをもう少し丁寧に描いた方が視聴者の関心を高めると思った。
- 競技に直接関係のない選手の個人的なエピソードはもっと削って、競技の特性、世界レベル、ライバル選手など、競技の本質に切り込んだ、エッジの効いたとがった番組を見てみたいと思った。
- 「競輪」と「ケイリン」の競技の違いがよくわからなかった。また、「ガールズケイリン」が始まった経緯も知りたかった。
- 跳馬の歴史や体操でオールラウンドを目指す選手とスペシャリストを目指す選手の違いも知りたかった。
- メジャーなスポーツだけでなく、あまり知られていないスポーツもどんどん取り上げてもらえれば、地元選手の応援の輪が広がっていくのではないか。