番組向上への取り組み

番組審議会だより
第549回(平成30年9月19日)

審議対象番組
人気芸人が屋台を開店!博多はなまる屋台道(FBS制作・全国ネット)
審議対象日
8月4日(土)
放送時間
午前10時30分~11時25分

議事の概要

番組内容

博多の夜といえば屋台。新旧入り乱れ、今、史上最高に盛り上がる博多屋台に自ら屋台芸人と称するケンドーコバヤシが参戦。日本一の屋台通芸人・博多華丸から屋台道の精神を学び、究極のオリジナル屋台を1日限定でオープンします。味にうるさい博多っ子も唸らせるオリジナル屋台グルメとは??「人気芸人が屋台を開店!博多はなまる屋台道」と題して、福岡放送が全国に向けお届けします。

委員のご意見

  • 単なる屋台紹介ではなく、ケンドーコバヤシが屋台を出店するというコンセプトであるという点や3名の登場人物の役割やかけ合いがよかった。屋台のよさが実感できる内容だった。
  • 食べ物を扱う番組は、見終った後に食べてみたい、お店に行ってみたいと思える内容かどうかが最も肝心だと思うが、その点でこの番組は成功していたと思う。
  • 福岡を訪れる観光客相手の屋台のガイドブックのテレビ版のような感じで見られた。
  • ケンコバ大将が屋台を開店と銘打っているにもかかわらず、オリジナルメニューを考案する過程が描かれてなかった点が残念だった。受けたアドバイス、苦労など、独自メニュー考案の過程が知りたかった。
  • 「酒飲みの終着点」「一期一会」など屋台の大将の名言は、屋台を経営する強い思い、矜持が感じられ非常によかった。さりげないヒューマンな演出も押し付けがましくなく自然な感じで好感が持てた。
  • 伝統的なレジェンド屋台、新しいスタイルの新世代屋台、インバウンド観光を象徴するワールド屋台の三つをテーマにバランスよくうまく紹介していた。博多屋台のバリエーションが多様化していることについてよくわかる内容で、地元の視聴者はもとより全国ネットで見ていた視聴者も楽しめる内容になっていた。
  • 食べ物の紹介、屋台の大将との会話、屋台をめぐる社会環境、3人のタレントのかけ合いトークもいいテンポでバランスよく、とても楽しめた。ケンコバ、川田アナ、華丸のトークも息が合っていて安心して見ることができた。
  • いろいろな屋台が紹介され、後で行きたいなと思ったときに、ホームページなど何らかの形で屋台の情報がとれたらいいのではないかと思った。
  • 屋台設置の知識など屋台関係の小ネタがところどころに挿入されていたのがよかった。屋台の場所、地図やグラフも適切に使われていて、わかりやすかった。
  • 全国放送で福岡の屋台の奥深さや幅の広がりをアピールする構成になっていた。現在の博多の屋台の有り様と魅力が、身近なものとして伝えられ、福岡・博多の持つ多様性が生かされていると感じた。博多華丸、ケンドーコバヤシ、川田アナウンサーのかけ合いもおもしろく、博多の屋台のイメージアップにもつながったのではないかと思う。
  • ケンコバさんの屋台の部分が少なかったという印象は拭えなかった。三つの屋台を紹介し、それがケンコバさんの屋台にどう反映されているのか、そういった疑問を持ちながら、番組を見終えた。
  • 制作意図である「屋台は博多の文化である」といったことを伝えたかったとの点では、成功した番組ではないかと思う。