番組向上への取り組み
番組審議会だより
第539回(平成29年10月18日)
- 審議対象番組
- 目撃者f うちの屋台に、来てみんしゃい ~“屋台NEXT”の1年に密着~(FBS制作)
- 審議対象日
- 10月1日(日)
- 放送時間
- 25時30分~26時00分<10月2日(月)午前1時30分~2時00分>
議事の概要
番組内容
毎月1回日曜日深夜に放送しているローカルドキュメンタリー番組「目撃者f」。今回は、福岡の屋台事情を取り上げました。去年9月、福岡市が初めて屋台の新規オーナー募集を開始、これを機に新規参入しようとする屋台店主と名義貸しを禁じられ廃業を余儀なくされる屋台店主、両サイドの立場を通して移り変わる屋台の今を見つめます。
委員のご意見
- 新しく屋台を開こうとしているフランス人のオーナーと名義貸しで営業していて屋台を去ることになった田中さん、この二人の経緯や背景、気持ちなどを比較した構成展開で興味深く見ることができた。
- 30分という時間の制約がありながら適切な登場人物の選択だと思った。
- 屋台文化に新風を吹き込む光の部分と廃業再出発を余儀なくされた影の部分の対比の中で屋台問題に切り込んでいくという、それぞれの人の思いを描いた番組になっていたと思う。
- いろんな時代に翻弄されてきた屋台を通して、時代や環境の変化に取り残されずにどう対応し変化していくのか、私たちも考えさせられる番組でとても良かった。
- 博多の屋台という社会問題に切り込む報道番組だろうと思って見ていたが、途中から屋台参入を目指すフランス人の夢実現ドキュメント的な番組になっていって、テーマと中身が途中でぶれていったような気がした。
- 観光資源として屋台を見直し盛り上げていくという行政改革の新規屋台に対するビジョンや狙いを知りたかった。また、これからの屋台はどうあるべきかなども示せたら良かったのではないかと思った。
- 屋台そのものの様式美に興味があるが、そういう屋台のデザインというような観点からの取材もしてほしいと思った。
- グラフや地図を使って、屋台軒数の推移や場所を示すともっと分かりやすくなったのではないかと思う。
- 屋台そのものに対する疑問、屋台はどこから持ってくるのか、場所はどうやって決まるのか、屋台ビジネスは儲かるのかなど、屋台のいろはについてもっと解説があっても良かったのではないかと思った。