番組向上への取り組み
番組審議会だより
第477回(平成24年2月15日)
- 審議対象番組
- 目撃者f「どもってもいいんだよ~僕は吃音ドクターです~」(FBS制作)
- 審議対象日
- 2月15日(水)
- 放送時間
- 1月29日(日)深夜
議事の概要
平成24年2月度の第477回番組審議会は2月15日(水)開催され、6名の委員(敬称略)佐々木喜美代、江下明彦、遠藤勝恵、和田利果子、木下比奈子、井川隆明の各氏、及び放送局側より原 章代表取締役会長以下9名が出席。平成24年1月29日(日)深夜放送の目撃者f「どもってもいいんだよ~僕は吃音ドクターです~」(FBS制作)について審議しました。
番組内容
吃音は単なる話し方の癖ではなく、言語障害のひとつとされています。しかし、社会ではまだ吃音についての理解があまり広がっていないため、日々の生活に悩みを抱える人が多くいます。番組では、かつて自分自身も吃音に悩み、今は医師として同じ悩みを持つ人たちに寄り添う菊池良和さんの活動を通じ、吃音について考えます。
- 委員からは、初めて吃音を取り上げた番組を見た。未知の分野にチャレンジする医者の姿が良く描かれていた。もう少し菊地医師のご両親のことや研究した内容など、彼の背景を知りたかったなどの意見が出されました。この他、小学5年生の貴浩君と菊池医師の出会いは感動的でさえあり、「一人じゃないんだよ」という菊池さんのメッセージが心に残り、吃音者がこの放送を見ることによって勇気が与えられる番組として十分に役割を果たしており、素晴らしい番組だったという称賛の声もありました。