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ホークス情報

2010年8月15日

松ちゃんのスポーツの現場~こだわりのグローブ~

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ペナントレースも勝負の8月を迎え、
熱戦を続けるホークス。

そのプロ野球の試合に欠かせない道具と言えば
バットにヘルメット、そしてボールなどがありますが、
今回、スポーツの現場で注目するのはグローブです。

ひと口にグローブといっても内野手、
そして外野手が使っているものや
キャッチャーが使うキャッチャーミット。
ファーストの選手が使うファーストミットなど、
ポジションによって違いがあります。

では、一体、選手はどんなことを重視し、
グローブを選んでいるのでしょうか。


ホークス不動のセカンド・本多選手。
守備の名手が選ぶグローブとは?

(Q、選ぶ際の基準は?)
【本多】
「柔らかさですかね。(グローブの)硬さ。
 柔いほうが僕はいいので、固いとどうしても掴まないと、
 という意識が頭に働いてしまうので。ボールが来たら自然とつかむ。
 掴めるような柔らかさ。それを練習で反復練習していって形を作っていく。」


無意識で掴める柔らかさ、
“手と同じ感覚”をグローブに求めている本多選手。

その感覚を作りあげるためには2月のキャンプ、日々の練習。
そして試合の中で使う事で自分の形に仕上げていくんだそうです。


(Q、グローブの耐久年数は?)
【本多】
「僕は一年に一個ですね。
 一年に一個メーカーさんが作ってくれているので、そこは年々、
 今5年目になりますけど一年目のグローブ、二年目のグローブ、
 三年目のグローブ、だんだん自分はどのようにグローブが変化しているのかなと
 メーカーさんと話したりしますね。」


メーカーと意見交換をしながら
理想のグローブを毎年作っているという本多選手。

そこで、さっそく本多選手のグローブ作りを行っているという
久保田運動具店を尋ねました。


そして、この方が本多選手の
グローブを担当している権藤さんです。

権藤さんは本多選手がルーキーの頃から担当しており
本多選手のグローブのすべてを知り尽くしている方なんです。

訪れたこの日は来シーズン、2011年に
本多選手が使うグローブの手直しをしていました。
この時期からすでに来年のグローブ作りが始まっているんですね。


【権藤さん】
「各場所でちょっとまだ固い部分があって、
 違和感があるからそこを手直ししてきてくれと要望があったので」


【松井】
「はめていいですか?素人じゃまったくわからないですね。
 なんか普通にこう柔らかいような感じはするんですけど、
 本多選手にとってはまだフィットしていないということですか?」

【権藤さん】
「彼だけにしかわからない感覚っていうのがあるので」


本多選手の要望である“柔らかさ”を出すため
さっそく手直しに入った権藤さんがまず取り出したのは・・・

【松井】
「水ですか?」

【権藤さん】
「手を入れてみてください」

【松井】
「あ、あつっ、お湯ですね。お湯!!これにどうするんですか?」


グローブをお湯につける権藤さん。

【松井】
「うお~ほほほほ、」


なんとグローブをお湯につけました。

お湯につけたグローブを揉み解すことで
普段は硬い革が柔らかくなり各部分の曲りなどを
記憶させやすくなるんだそうです。

続いて権藤さんはグローブを木槌で叩いて
形をつけていきます。

【松井】
「さっきと形変わっていますね。うわ~つけた感じが違う。
 さっきはどちらかというと外側の3本が来なかったイメージなんですけど、
 今はちゃんと力が伝わってくるというかそんな感じがします。」


この「型をつける」作業が終わったら、
店内にあるグローブ専用の乾燥機にかけて
革が傷まないように低温でゆっくり乾かしてから
再び本多選手に渡します。

この作業を何度も繰り返し本多選手が求める
2011年の本多モデルが作られていくんだそうです。

それにしても店内にはたくさんのグローブがありますよね。
これは実際にプロの選手が試合で使っていたグローブなんですが、
ここでおもしろいものを見つけました。


本多選手が過去4年間、実際に試合で使っていたグローブです。


【松井】
「これがルーキーイヤー、そしてこれが去年。」

【権藤さん】
「はめてもらうと違いがよくわかると思います。」

【松井】
「(一年目をはめて)はい。(4年目をはめて)うわ~。全然違いますね。
 まず、柔らかさがまったく違いますね。
 (4年目をはめて)こう平べったいというか広がっていますけど、
 ルーキーイヤーのときのはどちらかというと深いですね。」

【権藤さん】
「最初は自分の理想だったが、一昨年くらいからは
 ”こう使いたいからこうしてくれ”と具体的になってきた要望が。」


1年目と4年目を比較してみると
権藤さん曰く1年目のグローブは丸まっていて
ポケットと言われる捕球をし易い箇所が一つしかないのに対し、

4年目は手の形に広がっていて、
グローブのどこに当たってもキャッチできるように
変化しているそうです。

グローブを見れば本多選手のプレースタイルの進化が分かるんですね。


(Q、一年目は丸まっていたが、今は広がっているがプレースタイルの変化?)
【本多】
「ゴロに対しての捕球だとかグラブの使い方でいろんな場面があるじゃないですか。
 そこで自分の対応で使えていると思うので。そういった変化だと思いますね。」


1年、1年プロでの経験が進化した形として残るグローブ。
一流の技をプレーで見せるプロフェッショナルと
その一流の技を支えるプロフェッショナル。

このプロフェッショナル同士の共同作業が
一つ一つのプロの技を生み出しているんですね。


(Q、本多選手にとってのグローブとは?)
【本多】
「あ~存在?そうですね。体の一部ですね。これがないと一つのアウトも取れないし、
 やっぱりこれに助けられているので、これは自分の手だと思っていつもきれいにして、
 常に一日一日自分に馴染んでくれているので、
 これからの始まりなので、これは手の一種ですね。」













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