2010年8月22日
松ちゃんのスポーツの現場 ~プロ野球のマウンドって?!~



“守備シフト”に“グローブ”
これまで数々の視点で
その「プロフェッショナル」を見つめてきた夢スポ。
きょう注目するのは、“マウンド”。
【和田投手】
「ヤフードームと札幌ドームは似ているので。」
【帆足投手(西)】
「札幌に比べればこっちのが柔らかいので」
【杉内投手】
「フルキャストなんかは、僕は傾斜がないように感じるので。」
【岩隈投手(楽)】
「(宮城のマウンドの傾斜ってのは?)
高いんですけども、あんまり傾斜は無いように感じるので。」
得意なマウンド、
苦手なマウンド。
超一流選手たちとその「マウンド」の意外な関係とは?
マウンド【mound】
時に、歓喜の舞台となり
時に、孤高の丘となる。
土を盛り、
グラウンド上でもっとも高い場所。
そこは、ピッチャーの聖域。
先日、
旭川でファイターズと戦ったホークス。
翌日の新聞には、
その「マウンド」についての興味深い記事が。
『マウンドやわらかすぎる?!』
『投手にはかわいそうなマウンド』
12球団のホーム球場。
それぞれに色や形の違うマウンド。
きょうはそのマウンドについて、検証です。
まず尋ねたのは、この人。
平和台球場の時から、ホークス・ホーム球場のマウンドを
作っている徳永さん。
高さや傾斜、
そもそも球場によってマウンドはどう違うのでしょうか。
【徳永さん】
「(各球場)マウンドの傾斜も同じで、
規定の寸法というのが決まっていますので、
プロ野球のホームの球場では基本的には統一されていると思います。」
そう!
「プロ野球規則」にもその記載があるように、
マウンド作りには、決まりがあるんです。
≪野球規則1・04≫
プロ野球のマウンドは、内野の中央付近に、
投手板いわゆるプレートを、ホームプレートより10インチ高い場所に設け、
さらに、プレートの前方6インチの地点から、
本塁に向かって6フィートの地点まで1フィートにつき1インチの傾斜をつけ、
その傾斜は“各競技場同一でなければならない”。
つまり、
各球場のマウンドの
「高低」や「傾斜」はどこも同じ
ひとつの規格に沿って
作られているというのです。
それでも選手たちの感じ方は様々です。
【和田】
「東京ドームは、マウンドが高く感じますね。
逆にスカイマークとか、西武ドームは低く感じますね。」
【杉内】
「フルキャストなんかは、傾斜が僕はあまりないように感じるので。」
【岩隈】
「(宮城のマウンドの傾斜は?)高いんですけど、あまり傾斜はないかなと。」
一般的には「高く」「傾斜がある」と感じるマウンドを
好む投手が多いようですが、その理由は。
【杉内】
「(腕が)振りやすいですし、変化球が低めに決まる。
まっすぐは高目に行きやすいんですけど、そこを注意すれば、
変化球は勝手に低めに行ってくれるし、
こつさえつかめばたぶんいいピッチングできると思います。」
一方、西武ドームを本拠地とするライオンズの帆足投手。
ヤフードームで白星を挙げるまでに9年もかかりましたが…
【帆足】
「(ヤフードームは)高いというか傾斜がある。
僕はあまり傾斜が無い方がいいです。無い方がゆっくりガッと前に出ていけるんで、
あるとパッと行きがちなんで。どっちかっていうと、(傾斜が)無い方が
ウンってタメながら前にいけるって感じが、強いんで。
(傾斜が強い球場はどこ?)ここ。福岡か札幌。」
同じ規格で作られているハズのマウンド。
では、ピッチャーが「高い」、「低い」と感じる
その要因は一体、何なんでしょうか。
【和田】
「ホームからバックネットの距離だったり、
あとはフェンスの色だったり、打席の色とかで雰囲気が全然違うので、
やっぱり脳が見て感じる事なので、距離感とか、微妙に変わってくると思うんですけど。
ヤフーDと札幌Dは似ているので、雰囲気が。フェンスの高さも同じだし、
マウンドも比較的似ているような気はします。」
スタンドの色やフェンスまでの距離。
マウンドに立った時の「眺め」や「景色」が
微妙な感覚のずれを生むのでは、と和田投手。
では、その「景色」に
「違和感」があった場合は?!
きのう2006年以来、Kスタ宮城で白星を挙げた杉内投手。
【杉内】
「掘りますね。投げる前の段階でかなり掘ります。
もうスコップ持ってこようかなとか、それくらいの勢いですね。
低めにいかないですもん。」
そのマウンドに「高さ」や「傾斜」がないと感じた場合、
杉内投手は自らの足場を掘って、掘って、掘って…
自分好みの形にマウンドを変えるといいます。
【グラウンドキーパー・徳永さん】
「踏み出すところ傾斜の部分で傾斜がないとか、傾斜がつきすぎているとか、
という部分で高い、低いを言ってるんじゃないかと思うんですよね。
(ヤフードームの場合は)基本的には硬く、固めているんですね。
ピッチャーが踏み出した時に足が滑ったりしないように、なるべく硬めには固めています。」
【杉内】
「ヤフーは足で削れば、自分のちょうど足にはまるから投げやすい。
掘れば、自分の形になるし、固いところって、掘ってもなかなか
自分の形にならないというか、固いから。中途半端に。」
【和田】
「踏み込んだ時に足がガチっと噛んでくれれば、投げやすいんですけど、
柔らかいと前足がすべりやすいし、踏ん張れないので、体全体の力が使いづらいので。」
ヤフードームのマウンドで使われている
粘りがある「黒土」とは違って、
「土」によってはなかなか自分好みの形に
マウンドを作ることも難しいといいます。
各球場、同じ「高さ」、
同じ「傾斜」であるはずのマウンド。
しかし、そこからの「景色」や「感覚」のズレ。
様々な状況にアジャストしながら、
プロ野球選手たちは我々に超一流のプレーを見せてくれているのです。
これまで数々の視点で
その「プロフェッショナル」を見つめてきた夢スポ。
きょう注目するのは、“マウンド”。
【和田投手】
「ヤフードームと札幌ドームは似ているので。」
【帆足投手(西)】
「札幌に比べればこっちのが柔らかいので」
【杉内投手】
「フルキャストなんかは、僕は傾斜がないように感じるので。」
【岩隈投手(楽)】
「(宮城のマウンドの傾斜ってのは?)
高いんですけども、あんまり傾斜は無いように感じるので。」
得意なマウンド、
苦手なマウンド。
超一流選手たちとその「マウンド」の意外な関係とは?
マウンド【mound】
時に、歓喜の舞台となり
時に、孤高の丘となる。
土を盛り、
グラウンド上でもっとも高い場所。
そこは、ピッチャーの聖域。
先日、
旭川でファイターズと戦ったホークス。
翌日の新聞には、
その「マウンド」についての興味深い記事が。
『マウンドやわらかすぎる?!』
『投手にはかわいそうなマウンド』
12球団のホーム球場。
それぞれに色や形の違うマウンド。
きょうはそのマウンドについて、検証です。
まず尋ねたのは、この人。
平和台球場の時から、ホークス・ホーム球場のマウンドを
作っている徳永さん。
高さや傾斜、
そもそも球場によってマウンドはどう違うのでしょうか。
【徳永さん】
「(各球場)マウンドの傾斜も同じで、
規定の寸法というのが決まっていますので、
プロ野球のホームの球場では基本的には統一されていると思います。」
そう!
「プロ野球規則」にもその記載があるように、
マウンド作りには、決まりがあるんです。
≪野球規則1・04≫
プロ野球のマウンドは、内野の中央付近に、
投手板いわゆるプレートを、ホームプレートより10インチ高い場所に設け、
さらに、プレートの前方6インチの地点から、
本塁に向かって6フィートの地点まで1フィートにつき1インチの傾斜をつけ、
その傾斜は“各競技場同一でなければならない”。
つまり、
各球場のマウンドの
「高低」や「傾斜」はどこも同じ
ひとつの規格に沿って
作られているというのです。
それでも選手たちの感じ方は様々です。
【和田】
「東京ドームは、マウンドが高く感じますね。
逆にスカイマークとか、西武ドームは低く感じますね。」
【杉内】
「フルキャストなんかは、傾斜が僕はあまりないように感じるので。」
【岩隈】
「(宮城のマウンドの傾斜は?)高いんですけど、あまり傾斜はないかなと。」
一般的には「高く」「傾斜がある」と感じるマウンドを
好む投手が多いようですが、その理由は。
【杉内】
「(腕が)振りやすいですし、変化球が低めに決まる。
まっすぐは高目に行きやすいんですけど、そこを注意すれば、
変化球は勝手に低めに行ってくれるし、
こつさえつかめばたぶんいいピッチングできると思います。」
一方、西武ドームを本拠地とするライオンズの帆足投手。
ヤフードームで白星を挙げるまでに9年もかかりましたが…
【帆足】
「(ヤフードームは)高いというか傾斜がある。
僕はあまり傾斜が無い方がいいです。無い方がゆっくりガッと前に出ていけるんで、
あるとパッと行きがちなんで。どっちかっていうと、(傾斜が)無い方が
ウンってタメながら前にいけるって感じが、強いんで。
(傾斜が強い球場はどこ?)ここ。福岡か札幌。」
同じ規格で作られているハズのマウンド。
では、ピッチャーが「高い」、「低い」と感じる
その要因は一体、何なんでしょうか。
【和田】
「ホームからバックネットの距離だったり、
あとはフェンスの色だったり、打席の色とかで雰囲気が全然違うので、
やっぱり脳が見て感じる事なので、距離感とか、微妙に変わってくると思うんですけど。
ヤフーDと札幌Dは似ているので、雰囲気が。フェンスの高さも同じだし、
マウンドも比較的似ているような気はします。」
スタンドの色やフェンスまでの距離。
マウンドに立った時の「眺め」や「景色」が
微妙な感覚のずれを生むのでは、と和田投手。
では、その「景色」に
「違和感」があった場合は?!
きのう2006年以来、Kスタ宮城で白星を挙げた杉内投手。
【杉内】
「掘りますね。投げる前の段階でかなり掘ります。
もうスコップ持ってこようかなとか、それくらいの勢いですね。
低めにいかないですもん。」
そのマウンドに「高さ」や「傾斜」がないと感じた場合、
杉内投手は自らの足場を掘って、掘って、掘って…
自分好みの形にマウンドを変えるといいます。
【グラウンドキーパー・徳永さん】
「踏み出すところ傾斜の部分で傾斜がないとか、傾斜がつきすぎているとか、
という部分で高い、低いを言ってるんじゃないかと思うんですよね。
(ヤフードームの場合は)基本的には硬く、固めているんですね。
ピッチャーが踏み出した時に足が滑ったりしないように、なるべく硬めには固めています。」
【杉内】
「ヤフーは足で削れば、自分のちょうど足にはまるから投げやすい。
掘れば、自分の形になるし、固いところって、掘ってもなかなか
自分の形にならないというか、固いから。中途半端に。」
【和田】
「踏み込んだ時に足がガチっと噛んでくれれば、投げやすいんですけど、
柔らかいと前足がすべりやすいし、踏ん張れないので、体全体の力が使いづらいので。」
ヤフードームのマウンドで使われている
粘りがある「黒土」とは違って、
「土」によってはなかなか自分好みの形に
マウンドを作ることも難しいといいます。
各球場、同じ「高さ」、
同じ「傾斜」であるはずのマウンド。
しかし、そこからの「景色」や「感覚」のズレ。
様々な状況にアジャストしながら、
プロ野球選手たちは我々に超一流のプレーを見せてくれているのです。