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その他スポーツ特集

2009年5月24日(日)

松っちゃんのスポーツの現場~iPhoneの秘密~

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最近よく耳にする言葉、「デジタル化」。
このデジタル化の波が、今、「プロ野球界」にも広がりつつあること、
皆さん、ご存知ですか?

ペナントレースが開幕し1ヶ月半。
現在、交流戦を戦うホークスですが、
今年からある、秘密兵器が選手たちを支えているんです。

【杉内投手】
「結構すぐ情報が入ってくるんですよね。」

【長谷川選手】
「いつでも見られるのですごく便利ですね。」

【高谷選手】
「みんなたぶん使っていると思いますけど。」

選手たちからの評判も上々の
ホークスの秘密兵器こそが・・、こちら!
「iPhone」(アイ・フォーン)。

2008年7月に日本でも発売が開始。
アメリカ、ヨーロッパなど全世界で
2千万台以上が売れる空前の大ヒットとなった、
アメリカ・アップル製の、第3世代携帯電話です。

日本でも、発売当初は一時入手困難になるなど、
「プチ社会現象」ともなりましたよね。

この商品の日本販売を任されたのが、
ソフトバンクモバイル。
そう!われらがソフトバンク・・、です。

通常の携帯電話のように通話やメールが出来るほか、
パソコンのようなインターネット機能、
さらに音楽も聴けるiPodの機能も搭載する、「i-phone」。

では、実際に、
「野球」でどう活用されている、というのでしょうか。
キャプテン小久保選手を直撃してみると・・。

【小久保選手】
「ホークスのマークがあるんですけど、これを押すだけです。
 いま登録が僕なので、自分のところ押したら、試合一覧検索・・。
 三振一覧はいらないんですけど、凡打一覧もあるんです。
 犠打、犠飛一覧。例えば、きのうの試合ですよね。一打席から三打席、全部ある。」

と、なんと「iPhone」には、
各選手それぞれ、今シーズンの全試合、
全打席映像が入れられている、というんです!!

選手に配布されている「iPhone」には
特別なソフトが組み込まれています。
残念ながら、一般で購入した「iPhone」では
この画面を視聴することは出来ません。

小久保選手仕様の「iPhone」を見せてもらうと
試合検索、対戦チーム検索など
ずいぶん細分化されています。

そこで、ホームラン一覧から検索。
4月4日のオリックス戦。
この試合で小久保選手はバファローーズのボーグルソン投手から
今シーズン第1号を放ちました。
打った球だけではなく、
その打席の「全てのボール」が納められていますので
その時々の攻め方なども、こうして見返すことも出来るんですね。


【小久保選手】
「常に自分が持っていて、ちょっとした移動の時とか。
 ぱっとそれを出せば出てくるので、
 そういう点では、わざわざわ資料室に足を運んで、
 自分の打席を探して、というよりも、
 ぱっぱと押すだけで自分の打席が全部見られると。
 そういう点では便利ですよね。
 自分の構えを・・、立ち姿ですかね。それをみる。
 あとは始動が遅くなっていないかとか、そういうところ。」

では、そもそもこんな風に
「iPhone」を活用しようと
なったきっかけは何だったんでしょうか。

それは、昨年、
秋山監督が「新監督」就任挨拶で、
孫オーナーの元を訪れた時でした。

【秋山監督】
「iPhoneを使ったらいいんじゃないかと孫オーナーから提案があった。
 色んなアイデアを出してもらって助かります。」

それから3ヶ月後の2月のキャンプで、デモ版が登場。
で、そこで選手たちにヒアリングを行うと、
その後も開発を繰り返し、4月末には一軍選手全員に支給されました。

各個人ごとに編集された映像は、
その翌日には見ることが出来るそうなんですが、
では、その作業は一体誰が行っているのでしょうか。

私が尋ねたのは、
ホークス企画室ディレクターの三笠さん。
選手たちと「i-phone」をつなぐ、キーマンです。

【三笠ディレクター】
「野球の場合は、毎日、ほぼ毎日試合があるんでですね。
 そこらへん(編集)の作業が、結構大変です。
 (試合が9時とか10時とかに終わって、映像を取り集めて、
 結構、3時4時深夜・・までかかっている。」

編集された映像データは、
一度サーバーといわれるところにアップされ、
それを選手各々が、自分の「iPhone」にダウンロードします。

ネット環境が充実しているドームではもちろん
インターネットがつながる場所であれば、
選手はどこでも簡単に、その映像を取り出すことが出来るのです。

こういった環境の整備も
ソフトバンクグループならでは!だと三笠さんは話しています。

【三笠ディレクター】
「もともと当然アメリカでも日本でもそういう使い方を
 プロ野球選手にしてもらってるという前例がなかったもんですから。
 それからじゃあどういう使い方があるのかなと、
 選手・コーチに聞きながら作ってきたと。
 いわゆる映像を見てだとか、
 というようなことは他のチームは全てやってると思うんですが、
 こういう端末があって、それをオーナーの計らいで、
 全員に使ってもらえるような形でですね。
 キャンプで秋山監督に話を聞いたときも、
 今年は「フリキレ」とい(スローガン)。
 フリキるためには、それなりの準備が必要。
 準備をしてもらうために、球団として
 ちょっとでも役立てるようなツールとしてですね。」

【小久保選手】
「親会社がどしっとしてくれているお陰で、
 僕らもこうしてプレー出来るわけですから。
 そういう点ではホークスの選手がソフトバンク携帯を使うとか、
 iPhoneを利用するのは、僕は当然だと思って、
 率先してやらせてもらってますけど。
 他の球団も、もしこういうのを知ったらね。
 この間、井口とメシ食いに行ったら、いいですね~っていってましたから。
 選手としても、他のチームも欲しいんじゃないですかね。」

野球とインターネットの融合。
ID野球ならぬ、「IT野球」。
ホークスが今後のプロ野球シーンを
劇的に変えて行くかもしれません。