2008年2月23日 放送
北九州市に本社がある第一交通産業。北は北海道から南は沖縄まで、グループのタクシー保有台数6700台余りは日本一です。

1960年に黒土会長が事業をスタートさせたとき、タクシーの数は5台でした。「もともとは砂糖の卸業をしていたんです。ところが自由化され価格がシビアになりこれでは商売にならないと当時まだ創世記だったタクシー事業に転身したんです。タクシーには将来性があると思いました。」
この50年近くのあいだにはさまざまな企業とM&Aを繰り返してきました。生活のための『家業』ではなく『事業』をしたい。タクシーを産業化したいという考えが黒土会長の中にあったそうです。「当時M&Aは珍しかったので買収、乗っ取りとずいぶん悪者扱いされましたね。」
黒土会長は運転免許を持っていません。常にお客さんの立場でものを見ることができるようにとの思いがあります。雇用する運転手は二種免許を持たない人。人間性をまず大事に考えるというこだわりを持ち続けているそうです。「利用者が期待していることに応えるのが企業の発展になるし免許事業者の責任だと感じていました。すべては『人』なんです。」

原油価格の高騰、規制緩和とタクシー業界はかつてない厳しい時代を迎える中黒土会長は企業内部を充実させ、より一層サービスを拡充していきたいと話します。地域の発展がひとつの夢。キーワードは『地域密着』です。
| 第一交通産業 会長 黒土 始 氏 |
| 1922年1月31日 大分県中津市出身 |
| 1941年 | 大分高等商業学校(現大分大学)中退 |
|---|---|
| 1960年 | 第一タクシー有限会社設立 代表取締役社長 就任 |
| 1964年 | 第一交通産業株式会社設立 代表取締役社長 就任 |
| 2001年 | 第一交通産業株式会社 代表取締役会長 就任 |
タクシー事業と不動産事業。この2本柱で一大グループを築いてきました。近年は通販にも事業を展開。全国30都道府県のグループのドライバーさんたちが推薦する逸品が紹介されています。タクシーの運転手さんって地元の美味しいものやお店をよくご存知ですよね。ついつい『お取り寄せ』したくなってしまいます。