2007年9月29日 放送
約70人の裁判官で年間1100件の刑事事件と4200件の民事事件を裁く福岡地方裁判所。そのトップが簑田所長です。

裁判官になって39年目。
「どの事件もたくさんの教訓を含んでいます。離婚事件ひとつとっても妻のあり方、夫のあり方、わが身を振り返って反省することもあります。」
法廷の中はズシリと重い空気が流れ、そこにいるだけで緊張感が漂います。
初めて裁判官席に座らせていただきました。
再来年には私たち一般の国民が裁判員としてここに座ることになるのです。
2009年5月までに始まる裁判員制度は、選挙権のある人からくじで選ばれた6人の裁判員が、3人の裁判官とともに有罪か無罪か、又どのような刑にするかを決めます。
国民の視点や感覚を反映させることで、裁判を国民により身近にするというのが狙いです。
しかし『公平に裁くのは難しい』『仕事の都合がつかない』『責任が大きすぎる』・・・できればやりたくないと思ってる人が多いのも現実です。

裁判所では、一般の人を法廷に招いての説明会や映画上映、企業へのPRなど広報活動に力を入れています。シンボルマークはこの番組のタイトルと同じ「∞無限大」。
クールな頭と情感あふれるハートをもった裁判官・裁判員が協力し合うデザインです。

「ひとりではなく9人でチームを組んで議論しながら結論を導くんです。お互い知恵を絞りあえば無限の力が出てきます。必ず参加してよかったと実感してもらえると思っています。」
| 福岡地方裁判所 簑田 孝行 所長 |
| 1943年2月7日 熊本県生まれ |
| 1967年 | 東京大学法学部 卒業 |
|---|---|
| 翌月には司法修習生として裁判官の道へ | |
| 佐賀・大分・鹿児島・熊本などの裁判所で活躍 | |
| 2005年 | 福岡地方裁判所 所長 |
いつもにこやかで物腰のたいへん穏やかな簑田所長。お目にかかるまで抱いていた『裁判官』の堅苦しい(失礼!)イメージが一転しました。