障害者の才能を生かすコーヒーショップ

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東京2018.11.09 15:15

コーヒーの焙煎(ばいせん)を行う福祉作業所が東京・千代田区にある。コーヒー関連の仕事訓練を受けられるというこの場所、障害者雇用の新しいモデルとして注目されている。

それぞれの才能を生かせるコーヒーショップ「ソーシャル グッド ロースターズ千代田」。このコーヒーショップでは、障害者や難病を患った方が軽作業などの就労訓練を行っている。焙煎機もあり、コーヒー関連の仕事が学べる。例えば、欠点豆の除去作業、これは生豆の段階から1粒1粒確認する作業だ。

この施設に通い始めて5日目の鈴木俊太朗さん。座り作業が苦手なので、カップに巻くスリーブにスタンプを押している。

俊太朗さん「もっともっと頑張りたいなと」

俊太朗さんの母「いずれカフェで専門性を持って働いてくれたらうれしいですね」

ここでは障害者は自分の適性に合った仕事を学んでいく。熟練の焙煎士から指導を受けている女性は、統合失調症やうつなどの症状に苦しんできた。今学んでいるのは…

焙煎士の中村元治さん「コーヒー豆の加熱による変化を香りで感じ取ってもらって、その香りに応じて味を構成する焙煎の仕方を説明していました」

コーヒーに関わる仕事に触れ彼女は今、焙煎のスペシャリストを目指している。

この施設には大型の焙煎機がある。実は焙煎技術を競う世界大会で使われているオランダのギーセン社製の機械なのだが、これには将来に向けた大きな夢が込められていた。

ソーシャル グッド ロースターズ代表・坂野拓海さん「もし障害のある方が焙煎士として大会に出て、自分の腕を確かめたいと思った時に、普段使っている操作で大会で勝負することができるので、より勝てる確率が上がるんじゃないかと」

小さなコーヒー豆から、障害者とその周囲の人たちの夢が広がっていく。

【the SOCIAL lifeより】