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番組審議会だより

第525回(平成28年6月15日)

  • 審議対象番組 目撃者f
    「レベル7原発事故と甲状腺 チェルノブイリからフクシマへ」 (FBS制作)
  • 審議対象日 5月29日(日)
  • 放送時間 25時30分~26時25分
         <30日(月)午前1時30分~2時25分>

【議事の概要】

<番組内容>
 東日本大震災に伴う福島第一原発の事故から5年が経った今年、1986年4月に起きたその原点ともいえるチェルノブイリの事故から30年の節目の年に現地で医療支援を続けている福岡のNPO団体、チェルノブイリ医療支援ネットワークの活動を通じて、改めて放射能の影響を考える番組です。

<委員のご意見>
・原発事故に伴う被爆で増加した甲状腺がん治療にNPO法人チェルノブイリ医療支援ネットワークがどれだけ大きな貢献をしていたかが明らかにされており、その市民団体が古賀市の団体であるということにびっくりした。
・人種や国を超えた人間愛だったり、人の善意だったりが伝わる良い番組だった。
・NPO法人チェルノブイリ医療支援ネットワークの拠点が福岡にあることに驚き、その活動が30年もの間継続していること、FBSがそのことに注目し取り上げたことにも感心した。
・ベラルーシでの清水医師による手術のテクニックの伝授の様子が大変に印象的で、現地の医師が器具等をさらに工夫して使っており、技術が現地で根を生やしているようであることも大変うれしいと思った。
・衛生管理が第一の手術室にカメラが入っての取材は大変だったと思うが、このシーンは一番ドキュメンタリー番組としては良いシーンだと思った。
・支援の経緯については番組内で細かに紹介されていたが、支援のモチベーションについても語っていただけると良かった。また、国家レベルでの支援はどうなっているのかといったことも知りたかった。
・河上さんが支援をなぜここまでやるのか、30年もできるのか、そのあたりの河上さんの人となりがもう少し出ると良かった。
・題材自体がデリケートで扱いが難しかったと思う。硬いテーマで、とてつもなく暗く、あまり希望もなく、全部真実なのか真実でないのか分からないもやもや感で辛い気持ちになった。暗い話題であればあるほど、少し脳が休まるポイントが欲しいと思った。
・報道ドキュメンタリーとしては、力のこもった見応えのある番組になっていたと思う。深刻な問題にまっすぐに向き合おうとしている作り手の姿勢が感じられ、好印象だった。
・冒頭の手術シーンが強烈で、いきなり甲状腺がんがゴロリっと出てくるというインパクトは、テレビ的で、作品の掴みとしてはいいと思うが、一方で、過剰な不安をかきたてることにも繋がり、映像の入り方としては慎重な選択もあったのかなと感じた。
・ベラルーシと福島との違い、福島ではどうなっているのか、その地域差をもう少し説明できなかったのか、また、もう少し科学的なデーターを知りたかった。
・全体にベラルーシの話しはすごく良く描けていて、番組の質としても濃いものがあったが、若干、福島が散漫だった。
・放射線による健康への影響は慎重に伝えなければいけないが、これからも継続的なフォローをしていってもらうといいかなと思った。

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