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番組審議会だより

第434回(平成20年3月19日)

  • 平成20年3月度の第434回番組審議会は3月19日(水)開催され、8名の委員(敬称略)野澤秀樹、今村昭夫、佐々木喜美代、江下明彦、宮﨑恵子、遠藤勝恵、小野丈夫、楢崎憲二の各氏、及び放送局側より佐田吉之助取締役会長以下9名が出席。 平成20年3月2日(日)深夜放送の「NNNドキュメント’08 塀の中の要介護者」(FBS制作)について審議しました。

【議事の概要】

法務省によると、この10年間で高齢者の犯罪が急増し、その数字は、一般社会の高齢化の比ではありません。背景には、身寄りがなく、就職先を見つけられない高齢者が、出所後も窃盗などの罪を犯し、再び刑務所に戻ってくる現状があります。増え続ける高齢者犯罪により、刑務所ではこれまでとは違った様々な現象が起きています。この番組は、その現状を映像を通して静かに問い掛けたドキュメントです。
各委員からは(1)一般市民が知らない刑務所の中のことを取材し、非常にインパクトがあった。(2)問題点が、高齢化・格差など、一般社会に通じる重い問題であることを考えさせてくれた。(3)映像とナレーションの融合が素晴らしく、静かで説得力があった。(4)問題点が多岐に亘っている結果、論点が絞りきれていなかった。(5)諸外国での高齢受刑者・要介護受刑者に対する基本的なシステムを紹介して欲しかった。(6)社会福祉士や保護監察官のみならず、根本的な改善策について、関係者(法務省)の認識・政策が聞きたかった、等々の意見が出されました。大変高い評価を得た番組で、一同、続編を願うばかりの秀作でした。 制作側からは、全国ネットで放送する際の放送枠確保の難しさや、キャスティングの難しさ等が説明されました。全国ネットの大型番組であっても、視聴率だけにとらわれないスポンサーを開拓し、FBSらしい社会性の高い番組作りが、今後の課題として掲げられました。

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